エミリー・ブラント主演、ジョン・クラシンスキー出演・監督のサバイバルホラー『クワイエット・プレイス』(原題)が、4月6日に全米で公開となる。本作の公開を記念し、現地時間4月2日にAMCリンカーンスクエアにてニューヨークプレミアが行われ、主演のエミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー監督、出演のミリセント・シモンズ、ノア・ジュペらが登場した。
本作は、3月に開催された、映画や音楽など様々なエンターテイメントが集う世界最大のマルチメディアの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト 2018」(SXSW)で初めてお披露目され、そのスリリングなシチュエーションと息つく暇も無い恐怖に、会場は大絶賛の嵐に包まれた。また、世界最大の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、『ゲット・アウト』や『ドント・ブリーズ』を超える驚異の100%(2018年4月2日現在)という、ホラー映画としては前代未聞のスコアを叩きだし、大きな話題を集めている。
静寂に包まれた世界で、3人の子供を育てる母親エヴリン役には、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』や『ボーダーライン』のエミリー・ブラント。彼女を支える夫リー役には、実生活でもエミリーと夫婦で知られる『プロミスト・ランド』のジョン・クラシンスキーが扮し、監督も務めた。このほか、聴覚障害を持った娘役は、自身も役柄と同じ障害を持つ『ワンダーストラック』の新星ミリセント・シモンズが好演。製作は『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイと、その製作会社「プラチナム・デューンズ」が手がけている。
NYプレミア レポート
音に反応する“何か”により人類が死滅の危機にさらされた世界で、「決して、音を立てない」というルールを守り生き延びる家族に降りかかる恐怖を描いた本作。プレミア会場では、ホラー映画らしい黒を基調とした装飾に、鮮やかなレッドカーペットが敷かれイベントがスタート。豪華キャストとスタッフ陣を一目見ようと、多くのファンとマスコミ陣が会場に詰めかけ、熱気に包まれるなか、主演のエミリー・ブラントが、ワインレッドとフリルのピンクの組み合わせが美しいオスカー・デ・ラ・レンタのドレスでプレミアに到着。出演と監督を兼ねるジョン・クラシンスキーら豪華面々が続々と登場した。「Rotten Tomatoes」100%の前評判の影響もあってか、会場には『デッドプール』で主演を務めたライアン・レイノルズと「ゴシップ・ガール」のブレイク・ライブリー夫妻や、『プラダを着た悪魔』『トランスフォーマー/最後の騎士王』に出演したスタンリー・トゥッチ、『ワイルド・スピード』シリーズのジョーダナ・ブリュースターら豪華セレブが続々と来場し、会場は歓声に包まれ大盛り上がりとなった。
静寂に包まれた世界で3人の子供を育てる母親エヴリンを演じたエミリー・ブラントは、本作について、「この作品に関わった全ての人にとって、とても愛着を持てる特別な作品となりました」と語り、夫のリー役を演じ、自ら監督も務めたジョン・クラシンスキーは「これだけ一本の作品に尽力したことはなく、最も興味深い体験になった。しかも、それを妻と共に成し遂げたので最高だったよ。是非また彼女と一緒に仕事をしたいね」と撮影を振り返り、実生活でも夫婦であるエミリー・ブラントとの共演を喜んだ。また、奇抜なアイデアを脚本にまとめ上げた注目の新鋭脚本家コンビのブライアン・ウッズとスコット・ベックは、「無音の静寂とそれを断ち切る恐怖の連続に、観客は他では経験したことの無いような、予測不可能なジェットコースターに乗ったような経験をすることになる」と作品のオリジナリティ溢れる恐怖体験に自信をのぞかせた。
エミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーはプレミアの間、共演した子役のミリセント・シモンズとノア・ジュペと終始コミュニケーションを取り、まるで本当の家族のような絆を見せた。彼らはファンサービスも熱心にこなし、熱狂的な雰囲気に包まれたプレミアイベントは大盛り上がりの中、幕を閉じた。
『クワイエット・プレイス』(原題)
4月6日(金)全米公開 ※日本公開は未定
監督・脚本・出演:ジョン・クラシンスキー
製作:マイケル・ベイ アンドリュー・フォーム ブラッド・フラー
脚本:ブライアン・ウッズ スコット・ベック
出演:エミリー・ブラント ミリセント・シモンズ ノア・ジュペ
配給:東和ピクチャーズ
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