2大オスカー俳優メリル・ストリープとトム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ作品で初競演を果たした映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が3月30日より公開となる。このほど、3月29日にオープンを迎える「TOHOシネマズ 日比谷」にて、本作の特別先行上映実施が決定した。
本作は、1971年に泥沼化していたベトナム戦争について調査・解析した機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”を、政府からの圧力に屈さずにスクープし、報道の自由を守り抜いたワシントン・ポスト紙の記者たちの奮闘を描いた実話に基づく物語。スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、予定していた作品よりも先に製作する事を決め、撮影を敢行した。名優メリル・ストリープとトム・ハンクスがついに初競演を果たし、リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー(『スポットライト 世紀のスクープ』)が脚本を手がけ、音楽はジョン・ウィリアムズ、撮影はヤヌス・カミンスキーが担当。第90回アカデミー賞では作品賞、メリル・ストリープは自身21回目となる主演女優賞にノミネートされ、注目を集めている。
3月29日にグランドオープンを迎える「東京ミッドタウン日比谷」内に出店される「TOHOシネマズ 日比谷」は、全11スクリーン・約2200席を新設し、隣接する東京宝塚ビル内の2スクリーン・約600席(スカラ座・みゆき座)を改装し一体運営することで、全13スクリーン・約2800席を誇るシネマコンプレックスとなる。本作は、そのオープン記念作品として、全国で唯一「TOHOシネマズ 日比谷」でのみ、オープン同日の3月29日より特別先行上映される。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
3月30日(金)全国ロードショー
3月29日(木)TOHOシネマズ 日比谷にて特別先行上映
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リズ・ハンナ ジョシュ・シンガー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:メリル・ストリープ トム・ハンクス
配給:東宝東和
【ストーリー】 ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、アメリカ国防総省がベトナム戦争に関する経過や分析を記録し、トップシークレットになっていた文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在をNYタイムズがスクープするも、その後の記事は政府の圧力で差し止められる。そこで、アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたワシントン・ポストのキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)は、同紙の編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)らとともに、ライバル紙であるNYタイムズ紙と時に争いながらも連携、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと奔走するー。
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