メリル・ストリープとトム・ハンクスがついに対峙!スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』本編映像

2大オスカー俳優メリル・ストリープとトム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ監督作品で初競演を果たした映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が3月30日より全国公開となる。このほど、メリル・ストリープとトム・ハンクスが登場する緊迫感あふれる本編映像が公開された。

本作は、1971年に泥沼化していたベトナム戦争について調査・解析した機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”をスクープし、報道の自由を守り抜いたワシントン・ポスト紙の記者たちの奮闘を描いた実話に基づく物語。監督のスピルバーグは、「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、予定していた作品よりも先に撮影を敢行。リズ・ハンナ、『スポットライト 世紀のスクープ』のジョシュ・シンガーが脚本を手がけ、音楽はジョン・ウィリアムズ、撮影はヤヌス・カミンスキーが担当する。

本編映像は、メリル演じるキャサリン・グラハムとトム演じるベン・ブラッドリーが、政権によって隠蔽されてきたベトナム戦争に関する事実が記された機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”を巡り口論する場面。アメリカの有力な全国紙で唯一の女性経営者であり、男性社会の中で苦境に立たされながらも、会社を守るべくあらゆる困難に立ち向かってきたキャサリン。そして、報道の精神を強く持ち、真実を報道することに誰よりも熱い情熱を燃やす編集主幹のベン。“ペンタゴン・ペーパーズを報道するか否か”という点において、それぞれの立場、考え方の違いから次第に口論は熱を帯びていく緊迫感あふれるシーンとなっている。

本作で実在の人物を演じた2人は、初競演とは思えない信頼関係を築き上げ、お互いにその演技を絶賛。メリルは「トムがハリウッドきってのナイスガイとして知られていることは有名よ。そして、実際にすごくいい人なの。でもそれだけでなく、ずば抜けて頭がいい人でもある。周りの人間に“もっと、もっと”と要求するベンの性格は、トムにも共通する部分だと思う」とコメント。一方、トムは「メリルが素晴らしいのは、どんな演技をしても必ず反応してくるところで、しかも事前に決めたことではなく即興なんだ。彼女は共演者を決められた演技に誘導するのではなく、最高の演技をその場で一緒に引き出そうとする。素晴らしい現場だった」と語り、撮影現場では多くの刺激を受けたことを明かしている。

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
3月30日(金)全国ロードショー
3月29日(木)TOHOシネマズ 日比谷にて特別先行上映
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リズ・ハンナ ジョシュ・シンガー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:メリル・ストリープ トム・ハンクス
配給:東宝東和

【ストーリー】 ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、アメリカ国防総省がベトナム戦争に関する経過や分析を記録し、トップシークレットになっていた文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在をNYタイムズがスクープするも、その後の記事は政府の圧力で差し止められる。そこで、アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたワシントン・ポストのキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)は、同紙の編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)らとともに、ライバル紙であるNYタイムズ紙と時に争いながらも連携、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと奔走する―。

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