全米で『美女と野獣』を抑え、初登場第1位、そして2週連続第1位を獲得した『ボス・ベイビー』が3月21日より日本公開される。本作の日本語吹き替え版 完成報告会が2月7日にザ・ペニンシュラ東京で行われ、ボス・ベイビー役のムロツヨシ、ボス・ベイビーの両親役に抜擢された乙葉と石田明(NON STYLE)、ティム役の芳根京子、両親が務める会社のCEOのフランシス・フランシス役を務める声優の山寺宏一が登壇した。
ボス・ベイビー役ということで、ひとりだけ豪華な椅子を用意されたムロは「ひとりだけ偉そうに見えてませんか?大事な時期ですので。『あいつ調子に乗り始めたな』、みたいなことになるんで、これは“用意されたもの”だということを書いておいていただけると」と集まった記者に念押ししつつ、「真ん中というのも馴れてないもんで、映画の主演もやったことない人間ですから。気分はいいですよ」と足を組み、「それは偉そうだ!」と石田につこっまれた。
プライベートでも子供がいる石田と乙葉。パパ役の石田は「僕をシークレット(ゲスト)にした意味だけ教えていただければ…。出にくくて出にくくて」と自虐的なコメントで笑いをとりつつ、「(実生活でも)新米パパなので、普段のパパを出せたと思う。『オムツ!』って叫ぶ時のリアル感は出せたと思います(笑)」と、実生活でのパパぶりも垣間見せ「うちの子は快便で」と告白して会場を爆笑させた。一方、ママ役で、10年前に出産したという乙葉は「自分もいっぱいいっぱいだったのを思い出して、楽しみながらやらせていただきました」とコメント。するとムロが「お子さん、そんなに大きいんですか?大人の女性って感じですね〜」と惚れ惚れした目を細めつつ、「初めまして、ムロツヨシです」と壇上で乙葉に挨拶していた。
以前もムロと共演したことがあるという芳根は「ムロさんと共演して本当に嬉しくてホッとしました。まさか兄弟で私がお兄ちゃんとは。ムロさんの声を聞きながら吹き替えさせていただいたんですけど、途中で笑ってしまって」と何度も録り直したことを告白。対してムロは「芳根ちゃんが少年の子供役ってどうなんだろうと思ったら、すごいあってた。やっぱり芳根京子はまだ伸びるな」と上から目線で述べ会場を爆笑させた。
ベテラン声優の山寺のセリフに、「あれは吹き替えじゃない、その人そのもの」だと感動したというムロ。そんな山寺は、ムロの吹き替えについて「素晴らしかったです。日本一面白い俳優、何をやっても面白い。悔しいぐらいでした」と大絶賛。芳根についても「僕は今、『海月姫』(フジテレビ)にハマってて(笑)。あんなクラゲ好きの根暗とは思えなかった。最高でした。声優がビビってると思いますよ」とこちらも手放しで誉め讃えていた。
『ボス・ベイビー』
3月21日公開
監督:トム・マクグラス
出演:アレック・ボールドウィン マイルズ・バクシ ジミー・キンメル リサ・クドロー スティーブ・ブシェミ
吹き替えキャスト:ムロツヨシ 芳根京子 宮野真守 山寺宏一
配給:東宝東和
【ストーリー】 パパとママ、7歳のティムの3人家族の元にやってきたのは、黒いスーツに白いシャツ、ネクタイをビシッと締め、チャキチャキと歩く赤ちゃん“ボス・ベイビー”。弟として迎えいれられた彼は普通じゃない。見た目は赤ちゃん、中身はおっさんだったのだ!!
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