『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督の最新作『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が、3月3日に公開となる。このほど、本作のポスタービジュアルがお披露目となった。
主人公を演じるのは、『ロブスター』に続き監督と再タッグとなるコリン・ファレル。“あること”をきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブンを演じる。彼の美しい妻を演じるのは、オスカー女優のニコール・キッドマン。そして謎の少年に、『ダンケルク』で注目を集める期待の新星バリー・コーガンが扮する。
ポスタービジュアルでは、主人公一家にある災いをもたらすバリー・コーガン演じる謎の少年の不気味な青白い顔が逆さに描かれ、その中には主人公夫婦のコリン・ファレルとニコール・キッドマンの強張った表情が入り込んでいる。少年が用意した“4つの悲劇”とは何なのか、不穏な雰囲気が漂うビジュアルとなっている。
本作は第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、今回で同映画祭3度目の受賞となる奇才ヨルゴス・ランティモスが監督と脚本を務める。ランティモス監督は、『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞し、続くコリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ、ベン・ウィショーなど人気俳優が集結した『ロブスター』では第68回カンヌ国際映画祭において審査員賞を受賞、第89回アカデミー賞脚本賞にもノミネートされた。
『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』
3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にてロードショー
監督・脚本:ヨルゴス・ランティモス
出演:コリン・ファレル ニコール・キッドマン バリー・コーガン ラフィー・キャシディ アリシア・シルヴァーストーン
配給:ファインフィルムズ
【ストーリー】 心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、気にかけている少年がいた。その少年を家に招き入れたときから、家族のなかに奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動しなければならなくなる。そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる…。
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