ソフィア・コッポラ監督作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』撮影風景や監督とキャストのインタビューを収録した特別映像

ソフィア・コッポラ監督最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が2月23日より全国ロードショーとなる。それに先がけ、本作の撮影風景や監督とキャストのインタビューが収録された特別映像が公開された。

本作は、トーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性目線で実写化したソフィア・コッポラ監督初のスリラー作品であり、ニコール・キッドマンやコリン・ファレル、ソフィア作品の出演経験もあるキルスティン・ダンスト、エル・ファニングなど、豪華なキャストが集結した注目作。

特別映像では、4年ぶりに長編映画のメガホンを取ったソフィア・コッポラ監督が、物語について「緊迫した情勢下、男性不在の集団内で、異性への欲望が高まります」と解説し、女の園に突如現れた男性の出現により、崩れゆく秩序と衝撃の展開を示唆している。本作でただ一人の男性キャストであるコリン・ファレルは「監督が隅々までイメージした世界は、これまでの出演作品中最も耽美でした」と撮影を振り返り、さらに「監督は穏やかで骨の髄まで寛容な人です」と、ソフィア監督と監督作品独自の世界観について称賛した。ソフィア作品には2度目の出演となるエル・ファニングは「監督は最高に上品な女性です。皆、監督が大好きで頑張っていましたし、監督も全員が楽しめるよう心を砕いていました」と明かし、監督の築く穏やかな現場環境と信頼関係がもたらす、世代を問わない人気の高さを伺わせた。ソフィア監督とは本作で4度目のタッグとなったキルスティン・ダンストも「皆優しくて意欲的でした。キャスト全員の力をまとめ上げた結果、監督の世界観が実現したのです」とキャストそれぞれの熱意を、作品として一つの形にした監督の手腕を称えている。

ソフィア監督は「耽美で巧妙でドキドキする作品です」と、初挑戦となったスリラーへの仕上がりに自信を見せており、映像では撮影の合間に楽しそうにじゃれあうキャストの仲睦まじい撮影風景と、緊迫感みなぎる予告編が収録されている。

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『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』
2月23日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ニコール・キッドマン エル・ファニング キルスティン・ダンスト コリン・ファレル
配給:アスミック・エース、STAR CHANNEL MOVIES

【ストーリー】 アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは…。

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