1983年に公開され、日本映画史にその名を刻んだ金子正次原作『竜二』が、43年の時を経て新たに生まれ変わる。映画『RYUJI 竜二』が、柳楽優弥主演で2026年10月30日(金)より全国公開されることが決定した。

オリジナル『竜二』(1983)は、当時の社会に漂う閉塞感と、主演・金子正次の生き様が重なり合い、公開直後から大きな反響を巻き起こした作品。義理と人情の世界に生きる男の不器用な優しさ、そして一人の人間としての哀しみが多くの観客の心を捉え、異例ともいえるほど女性客が劇場に詰めかけた。さらに公開から8日後に金子正次が逝去したこともあり、作品は“伝説”として語り継がれてきた。
本作『RYUJI 竜二』が描くのは、義理や人情の世界に生きてきた男・花城竜二の葛藤。組の世界から足を洗い、家族との穏やかな幸せを願いながらも、過去との間で揺れ動く。強さを持ちながらも迷い、悩み、そして最後に自らの決断を下す――その姿は、価値観や人と人との距離感が変化する現代だからこそ、より切実な響きをもって胸に迫る。
今回解禁された超特報映像では、煙草をくゆらせながら新宿・歌舞伎町の喧騒を歩く竜二の姿が映し出される。静けさの奥に滲む張り詰めた空気、時折のぞく優しい眼差し。断片的なカットの積み重ねが、孤独、葛藤、そして抗えない宿命を背負った男の生き様を静かに浮かび上がらせる。
ポスタービジュアルでは、背に深く刻まれた竜の刺青を背負い、儚げにこちらを見つめる竜二の姿が印象的だ。「楽じゃねえなぁ。」という一言が、この男のすべてを物語る。
主演を務めるのは、圧倒的な存在感と演技力で国内外から高い評価を受ける柳楽優弥。監督は、人間の弱さや可笑しみ、再生への希望を温かな視点で描いてきた水田伸生が務める。
名作への敬意を胸に、単なる模倣ではなく“再創造”として挑む本作。伝説的作品の魂を受け継ぎながら、新たな時代の感性で描かれる『RYUJI 竜二』は、ヤクザ映画の枠を超えた濃密な人間ドラマとして、再び観る者の心を揺さぶることになりそうだ。
▼超特報映像
■作品情報
タイトル:『RYUJI 竜二』
原作:金子正次「竜二」
主演:柳楽優弥
監督:水田伸生
企画プロデュース・制作:セディックインターナショナル
制作協力:ダブル・フィールド
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
公開日:2026年10月30日(金)全国公開
©︎2026「RYUJI」製作委員会

