下北沢の喫茶店を舞台に描く“終わりと始まり”の物語『結局珈琲』予告編解禁!曽我部恵一の書き下ろし主題歌音源も一部公開

下北沢の街で長年愛されてきた実在の喫茶店「こはぜ珈琲」の閉店・移転までの2か月を描いた映画『結局珈琲』が、2026年2月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。このたび予告編が完成し、併せて曽我部恵一が本作のために書き下ろした主題歌「エンディング」の音源の一部も解禁された。さらに、特別出演の磯村勇斗の新たな劇中カットも到着している。

本作は、こはぜ珈琲店長・谷川隆次氏の「旧店舗を映画として残したい」という想いを受け、監督・脚本の細井じゅんが、当たり前の日常が終わり、新しい日常が始まるまでの時間を、喫茶店という“場所”とそこに集う人々の関係性を通して俯瞰的に描いた作品。ユーモアとペーソスが同居する、ささやかで切ない“終わりと始まり”の物語が紡がれる。

主人公は、仕事の休憩時間に一人でこはぜ珈琲に立ち寄ることを日課とする常連客・青木。演じるのは藤原さくら。店長役に柄本時生、ベテランバイトの島田役に日高七海、新人バイトの須藤役に瀬戸璃子が名を連ね、常連客たちを細井じゅん、山脇辰哉、東野良平が演じる。ゲストとして磯村勇斗、岡田義徳も参加し、物語にさりげない彩りを添える。

解禁された予告編では、移転を控えた「こはぜ珈琲」を舞台に、店員と常連客たちの何気ない会話や、少し奇妙で温かな関係性が切り取られていく。青木が耳を澄ます“中身のない会話”の積み重ねが、やがて彼女自身の内面の変化へとつながっていく様子が印象的だ。磯村勇斗、岡田義徳の姿も映し出され、物語にどう関わっていくのか期待が高まる内容となっている。

なお本作は、2025年8月開催の第21回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門でワールドプレミア上映、同年10月の第17回下北沢映画祭でも招待上映され、いずれも満席となる盛況を博した。映画祭での反響を経て、待望の劇場公開が決定した。

▼予告編
https://youtu.be/svlsMZUpwXQ

■作品情報
タイトル:映画『結局珈琲』
公開日:2026年2月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:細井じゅん
出演:藤原さくら、細井じゅん、山脇辰哉、東野良平、日高七海、瀬戸璃子、谷川隆次
特別出演:磯村勇斗、岡田義徳/柄本時生
主題歌:曽我部恵一「エンディング」(ROSE RECORDS)
上映時間:55分
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS

©2025 C.C.M.P