愛憎が絡み合う父と娘、その“許せなさ”と“向き合い”を描く、世界が共感した家族ドラマの到達点『センチメンタル・バリュー』本予告

『わたしは最悪。』で世界的評価を受けたヨアキム・トリアー監督の最新作『センチメンタル・バリュー』が、2026年2月20日(金)より全国公開される。本作は、第78回カンヌ国際映画祭にて19分間にも及ぶスタンディングオベーションを受け、グランプリを獲得した話題作。さらにゴールデングローブ賞7部門8ノミネート、アカデミー賞®レースでも注目を集めるなど、2026年必見の一本として高い期待を集めている。

このたび解禁された本予告映像では、長年断絶していた父娘の再会から始まる、痛切で濃密な人間ドラマが映し出される。俳優として活躍する娘ノーラの前に現れたのは、幼い頃に家族を捨てた映画監督の父グスタヴ。「お前のために書いた」という新作映画の主演オファーをきっかけに、抑え込んできた怒りや悲しみが再び噴き出していく。

あわせて解禁されたポスタービジュアルは、家族という最も近く、そして最も厄介な関係性を象徴するかのような印象的なデザインとなっており、物語の感情的な深度を強く予感させる。

主人公ノーラを演じるのは、『わたしは最悪。』で高い評価を得たレナーテ・レインスヴェ。父グスタヴ役には名優ステラン・スカルスガルドが名を連ねる。さらに、妹アグネス役にインガ・イブスドッテル・リッレオース、父の映画に起用されるアメリカ人人気スターのレイチェル役としてエル・ファニングが出演。4人の感情が複雑に絡み合い、家族だからこそ簡単には割り切れない「許し」と「拒絶」の狭間が、繊細かつ力強く描かれていく。

ノーラが抱える「受け入れたいのに、許せない」という葛藤、そして映画を通して想いを伝えようとする父グスタヴ。その不器用な感情の応酬は、多くの観客にとって自身の家族との関係を重ねずにはいられない普遍的なテーマとして胸に迫る。

ヨアキム・トリアー監督から日本の観客に向けたコメント映像も到着し、「ぜひ劇場の大きなスクリーンで観てほしい」と日本公開への喜びを語っている。

▼本予告

▼監督コメント映像

■作品情報
『センチメンタル・バリュー』
原題:SENTIMENTAL VALUE
公開日:2026年2月20日(金)
監督:ヨアキム・トリアー
脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
配給:NOROSHI/ギャガ
製作年/製作国:2025年/ノルウェー
上映時間:133分

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