現代アメリカを代表する犯罪小説の巨匠ドン・ウィンズロウの原作を映画化したクライム・アクション・スリラー『クライム101』が、2026年2月13日（金）に日米同時公開される。このたび、日本版ポスターと日本版予告編、さらに場面写真が一挙解禁された。

本作の主人公は、悪者しか狙わず、殺さず、痕跡も一切残さないという独自のルールに従い、完全犯罪を遂行する男デーヴィス（クリス・ヘムズワース）。彼は必ずロサンゼルスのハイウェー101号線周辺で犯行に及ぶ〈姿なき犯罪者〉だった。一方、多発する強盗事件が同一人物によるものだと見抜き、そのパターンを追い詰めていくのが刑事ルー（マーク・ラファロ）。追う者と追われる者、二人の男の知略戦が、ネオンきらめく夜のロサンゼルスを舞台に展開していく。

今回解禁された日本版予告編は、デーヴィスの共謀者となるシャロン（ハル・ベリー）の謎めいた一言から幕を開ける。高級スーツに身を包み、白昼堂々と犯行を重ねるデーヴィスの姿、彼を追うルー刑事の冷静な洞察、さらに犯罪組織のオーマン（バリー・コーガン）の存在が絡み合い、バイクチェイスやカーチェイス、銃撃戦といった激しいアクションが連続。とりわけ、デーヴィスとルーが運転手と乗客として対峙する一瞬の会話と視線の応酬は、『ヒート』を彷彿とさせる緊張感に満ちており、大人向けクライム映画としての完成度の高さを強く印象づける。

日本版ポスターには、黒い目出し帽を被ったデーヴィスの横顔が大きく配され、その内部に荒涼としたロサンゼルスの街並みが描かれる。「痕跡0の〈完全犯罪〉。事件は必ず、ロサンゼルス ハイウェー101号線で起きる。」というキャッチコピーが添えられ、彼の揺るぎないルールと、その先に待ち受ける運命を暗示するビジュアルに仕上がっている。

場面写真では、犯行の合間に見せるデーヴィスの日常的な表情や、険しい顔で捜査を進めるルー刑事の姿、そしてシャロンとの出会いの瞬間などが切り取られ、豪華キャスト陣が織りなす複雑な人間関係にも注目が集まる。

監督・脚本を務めるのは『アメリカン・アニマルズ』のバート・レイトン。主演のクリス・ヘムズワースとマーク・ラファロは『アベンジャーズ／エンドゲーム』以来の競演となり、犯罪者と刑事という対極の役柄で再び火花を散らす。

▼日本版予告
https://youtu.be/odzfJJoa7k8

■作品情報
邦題：クライム101
原題：CRIME 101
公開日：2026年2月13日（金）日米同時公開
監督・脚本：バート・レイトン
原作：ドン・ウィンズロウ「犯罪心得一の一（クライム101）」
出演：クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、ハル・ベリー、バリー・コーガン、ニック・ノルティ ほか
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント