2016年のミステリーランキングを席巻した、深水黎一郎による同名小説を原作にした映画『ミステリー・アリーナ』が、ついに実写映画化。主演に唐沢寿明、監督に堤幸彦を迎え、2026年5月22日(金)より全国公開される。

物語の舞台は、全国民が熱狂する生放送のド派手な推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」。番組の顔となるのが、唐沢寿明演じる司会者・樺山桃太郎だ。ハイテンションかつ毒舌で解答者を煽り、スタジオの空気を支配する強烈なキャラクターの樺山が、番組を一気に盛り上げていく。
番組で出題されるのは、「嵐の中、孤立した洋館で起きた殺人事件」という難攻不落のミステリー。正解者が出ないまま賞金はキャリーオーバーを重ね、ついには100億円にまで膨れ上がっていた。推理力に自信を持つ選りすぐりの6人の解答者たちは、この壮大な謎を解き明かすことができるのか。犯人を当てれば100億円――天国か地獄か、極限状態で繰り広げられる推理合戦が描かれる。
原作は、「本格ミステリ・ベスト10」第1位をはじめ、数々のランキングに名を連ねた評価の高い作品。緻密なロジックと大胆なトリックを軸に、クイズ番組というエンターテインメント性と、本格ミステリーの構造が融合した、唯一無二の世界観が魅力だ。
本作で唐沢寿明は、これまでのイメージを一新する怪演を披露。ティアドロップのサングラスにアフロヘアー、白いスーツというド派手なビジュアルで、狂気とユーモアを併せ持つ司会者・樺山桃太郎を演じる。監督を務める堤幸彦とは、『20世紀少年』以来、約15年ぶりのタッグとなり、映像化不可能とも言われた原作に挑む。
生放送のクイズ番組という枠組みの中で進行する物語は、単なる謎解きにとどまらず、次々と予想を裏切る展開へ。ミステリー好きはもちろん、エンタメ性の高い作品を求める観客も引き込む、予測不能なミステリー・エンターテインメントが誕生する。
▼特報映像
■作品情報
タイトル:『ミステリー・アリーナ』
公開日:2026年5月22日(金)全国公開
原作:深水黎一郎「ミステリー・アリーナ」(講談社文庫刊)
監督:堤幸彦
主演:唐沢寿明
脚本:大浦光太、髙徳宥介
製作:Amazon MGM スタジオ
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:松竹
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