ヨアキム・トリアー監督最新作『センチメンタル・バリュー』公開決定!こじれた“父と娘”の行方を描く心揺さぶる家族ドラマ

第78回カンヌ国際映画祭で 19分間のスタンディングオベーション を巻き起こし、堂々の〈グランプリ〉を受賞。本年度アカデミー賞のノルウェー代表にも選出され、賞レースの本命と目される話題作『センチメンタル・バリュー』が、NOROSHI配給にて 2026年2月20日(金)より全国公開 される。

『わたしは最悪。』で共感あふれる人物描写を見せた ヨアキム・トリアー監督 が新たに挑んだテーマは、「愛しているのに、許せない」――親子ならではの複雑な感情。主演には再び レナーテ・レインスヴェ、父親役に世界的名優 ステラン・スカルスガルド、さらに エル・ファニング、注目の若手 インガ・イブスドッテル・リッレオース が参加し、愛憎入り混じる人間模様を鮮やかに描き出す。

オスロで俳優として活躍するノーラ(レナーテ・レインスヴェ)。一方、妹アグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)は家庭を選び、息子と夫と穏やかに暮らしている。そんな二人の前に、幼い頃に家族を捨てて以来長く音信不通だった父・グスタヴ(ステラン・スカルスガルド)が現れる。理由は、自身15年ぶりとなる新作映画の主演をノーラに依頼するためだった。突然の申し出に、怒りや失望を抱えたままのノーラはきっぱりと拒絶。だが、その代役としてアメリカの人気若手スター・レイチェル(エル・ファニング)が抜擢されたことを知り、さらに撮影場所が“かつて家族で暮らした家”であると明かされると、抑え込んできた感情が大きく揺れ動き始める。

父への嫌悪、家族の記憶、仕事への葛藤、そして妹との関係――もつれ続けてきた父娘の感情は、レイチェルやアグネスを巻き込みながら複雑に交錯していく。“許したいのに、許せない”。親子だからこそ切り離せない感情を抱えたノーラが辿り着く答えとは──。

解禁された特報は、「お前は人生最高の宝だ」と語りかける父・グスタヴと、「なのに捨てたの?」と返すノーラの緊迫した対話から始まる。父の依頼に揺れるノーラの心情、対照的な人生を歩む妹アグネス、代役として現れるレイチェル――それぞれの想いが複雑に絡まり合い、決して単純ではない“親子の絆”の輪郭を浮かび上がらせる。

ポスタービジュアルでは、4人の視線の交差が揺れる感情を象徴。コピー「いつも、愛がまるつぶれ」が、作品の核心を一言で射抜いている。

▼特報映像

■作品情報
タイトル:『センチメンタル・バリュー』
英題: SENTIMENTAL VALUE
監督: ヨアキム・トリアー(『わたしは最悪。』)
脚本: ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
配給: NOROSHI(ギャガ)
公開: 2026年2月20日(金)より全国ロードショー
2025/ノルウェー/カラー/ビスタ/5.1ch/133分/G/字幕翻訳:吉川美奈子

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