𠮷田恵輔監督の最新作『mentor（メンター）』が制作決定。主演を務めるのは、『ヤクザと家族 The Family』『PLAN 75』『月』などで圧倒的な演技力を見せる磯村勇斗と、Aぇ! groupのメンバーであり、今回が個人として初の映画主演となる末澤誠也。2026年秋、劇場公開が決定した。

本作は、𠮷田監督が監督・脚本を手がけ、『新聞記者』『PLAN 75』など話題作を手がけてきたスターサンズが企画を担当。磯村とは『月』に続くタッグで、監督作品としても『愛しのアイリーン』『空白』『ミッシング』に続くオリジナル新作となる。

物語は、15年前の夏に起きた火災事故から始まる。少年・龍之介と拓海の何気ない花火遊びが、隣のアパートを全焼させてしまう。黒焦げの妻を抱えた男・埜本が炎の中から現れたその光景は、少年たちの時間を止めたままにした。

大人になった龍之介（磯村勇斗）は罪を封じ込め、アーチェリー日本代表候補として未来へ進もうとする。一方、拓海（末澤誠也）は過去の罪の記憶から抜け出せず、陰鬱な日々を送っていた。そんな二人の前に、あの火傷の男・埜本が再び姿を現す。

しかし彼は恨みの言葉を吐くどころか、「君はもう、充分に償ったよ」と静かに語る。優しすぎるその言葉は、やがて二人にとっての“mentor（助言者・導き手）”となり、運命を揺るがせていく。

【キャスト&監督コメント】
磯村勇斗（益子龍之介役）
「𠮷田監督の作品には以前から惹かれていて、いつかご一緒したいと思っていました。アーチェリーという役柄にも挑戦してみたかったので、今回のお話は“やってみたい”が重なった奇跡のような出会い。どんな化学反応が起こるのか、現場で生まれる瞬間を大切にしたいです。」

末澤誠也（上谷拓海役）
「個人として初めての映画出演で、しかも主演という形で𠮷田監督の作品に参加できることが本当に光栄です。プレッシャーはありますが、それ以上に喜びと覚悟が大きい。磯村さんとも初共演なので、日々の現場で吸収しながら良い作品にしていきたいです。」

𠮷田恵輔監督 コメント
「罪の意識や喪失感、人によっての捉え方の違いをテーマにしています。身に覚えのある痛いところをつきながら、感動できる作品を目指します。」

また、物語の鍵を握る“メンター”＝埜本を演じる俳優は現時点で未発表。磯村は「とんでもない役者さん。想像を遥かに超えてくるだろう」と語り、末澤も「ご一緒できるのが光栄」と期待を寄せる。注目の“メンター役”の発表にも期待が高まる。

■作品情報
タイトル：『mentor』（読み：メンター）
監督・脚本：𠮷田恵輔
出演：磯村勇斗、末澤誠也
製作幹事：エイベックス・ピクチャーズ
企画製作：スターサンズ
制作プロダクション：SS工房
配給：エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ
公開：2026年秋 劇場公開予定

©︎『mentor』製作委員会