河合健監督のオリジナル最新作『みんな、おしゃべり!』が、11月29日(土)よりユーロスペース、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次公開されることが決定しました。さらに、このたび待望の予告編映像と場面写真7点が解禁されました。
解禁された予告編は、主人公・夏海の父・和彦(毛塚和義)が仲間と「配慮ってやつじゃないか?」「配慮?排除だろ」と意見を交わすシーンから幕を開けます。続いて、クルド人のルファトが「クルド語で話せ」と訴える姿、日本語手話とクルド語がぶつかり合うシーン、そして“通じ合わない人たちが、大混戦‼”というテロップが挿入され、街全体を巻き込んだ混乱の様子が映し出されます。
一方で、夏海(長澤樹)がクルド人青年・ヒワと「言葉とかどうでもよくなんない?」と心を通わせていく姿や、弟・駿が謎の文字を黒板いっぱいに描くシーンなど、物語の行方を大きく揺さぶる印象的な場面も収録。小さな誤解が奇跡へと変わっていく、ユーモラスかつ刺激的な作品世界を予感させます。
併せて公開された場面写真では、夏海とヒワが文字やイラストを見せ合う場面、和彦とルファトが必死に荷物を運ぶ姿、夜空を貫く閃光を見上げる印象的なシーンなどが切り取られ、映画のスケール感と登場人物たちの熱量を伝えています。
本作は、電器店を営むろう者の父と弟、そして聴者の娘・夏海が暮らす古賀家と、同じ街に住むクルド人一家の対立を描いたコメディドラマ。通訳として奔走する夏海とヒワの奮闘、そして弟・駿が生み出した“謎の文字”が街を巻き込み、予想外の結末へと展開していきます。
監督は、CODA(Children of Deaf Adults)のバックグラウンドを持ち、挑戦的な作品で注目を集める河合健。日本手話とクルド語を題材に、言語・コミュニケーションの壁とユーモラスな人間模様を描き出します。
▼予告編
■作品情報
タイトル:『みんな、おしゃべり!』
出演:長澤樹、毛塚和義、福田凰希、ユードゥルム・フラット、Murat Çiçek、那須英彰、今井彰人、板橋駿谷、小野花梨
監督:河合健
脚本:河合健、乙黒恭平、竹浪春花
プロデューサー:小澤秀平
公開日:2025年11月29日(土)よりユーロスペース、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次公開
©2025映画『みんな、おしゃべり!』製作委員会