韓国ドラマ界の“圧倒的女神”として絶大な人気を誇るハン・ソヒが、映画初出演にして初主演を務める『12月の君へ』が、2025年冬にホワイトシネクイント、kino cinéma新宿ほか全国で公開されることが決定した。英題『Heavy Snow』として各国映画祭で話題を呼んだ本作は、韓国の名門インディペンデント映画祭・第24回全州国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、わずか1分でチケットが完売するなど高い注目を集めた。
物語の中心となるのは、俳優を夢見る高校生スアン(ハン・ヘイン)と、都会から転校してきた人気俳優の少女ソル(ハン・ソヒ)。冬の海を背景に、孤独を抱えた二人が運命的に出会い、やがて互いに惹かれ合う。友情と恋の狭間で揺れる繊細な感情が丁寧に描かれ、大人になった二人の再会が“あのとき伝えられなかった想い”を静かに呼び覚ます。
本作で映画初主演を果たすハン・ソヒは、「夫婦の世界」「マイネーム:偽りと復讐」「京城クリーチャー」などのヒット作で知られ、今回クィア・ロマンスという新境地に挑戦。新たな魅力をまとい、静かな感情の起伏を繊細に演じきっている。
監督を務めたのは、『Groggy Summer』で注目されたユン・スイク。10年ぶりに全州国際映画祭に帰還し、独自の感性で視覚的にも感情的にも美しいロマンスを完成させた。激しい肉体的衝動ではなく、心の揺らぎや感情の交差を繊細に紡ぎ出す演出が高く評価されている。
このたび公開されたティザービジュアルは、冬の朝、車の窓越しにこちらを見つめるソルの姿を捉えた印象的な1枚。「愛だと知らずに傷つけた。もう一度、会いたい。」というコピーが添えられ、少女たちのすれ違いと再会を予感させる内容になっている。
あわせて解禁された場面写真では、カフェで見つめ合うソルとスアン、スアンの頬に触れるソルの表情、そして冬の海辺でサーファーに手を振る二人の姿など、物語の感情の断片を切り取った印象的なシーンが公開された。
■映画情報
タイトル:12月の君へ
公開日:2025年冬、ホワイトシネクイント、kino cinéma新宿ほか全国ロードショー
原題:폭설(Heavy Snow)
監督:ユン・スイク
出演:ハン・ソヒ、ハン・ヘイン
制作年:2024年
製作国:韓国
言語:韓国語
上映時間:87分
仕様:カラー/ビスタ/5.1ch
字幕:日本語字幕 長夏実
配給:Elles Films
ストーリー:
俳優を夢見る高校生スアン(ハン・ヘイン)の前に、都会から転校してきた人気俳優の少女ソル(ハン・ソヒ)が現れる。孤独を抱える二人は冬の海でサーフィンを通して心を通わせていくが、思春期の揺れる感情の中ですれ違い、やがてソルは姿を消してしまう。時が流れ、成長し俳優となったスアンは、あの日伝えられなかった想いを胸に、ふたたび雪の海へと向かう――。
©2025 Elles Films Co., Ltd.