かつて存在した“日本の原爆研究”を背景に、3人の若者の決意と揺れる想いを描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』。その<特別版>が、戦後80年を迎える今年、未公開メイキング映像を加えて8月29日(金)より全国で期間限定公開されることが決定しました。
2021年に公開され大きな反響を呼んだ本作。主演は柳楽優弥、有村架純、そして三浦春馬。彼らが演じる若者たちが、過酷な時代の中で何を信じ、何を選択したのか──その姿が観客の心を強く揺さぶりました。監督・脚本は「青天を衝け」などで知られる黒崎博。音楽は『愛を読むひと』でアカデミー賞®にノミネートされたニコ・ミューリーが手掛け、福山雅治による主題歌「彼方で」が物語にさらなる深みを与えています。
この度公開される特別版では、本編後に未公開のメイキング映像を上映。柳楽、有村、三浦が作品に込めた想いや、広島での撮影風景などが映し出され、作品の裏側にある真摯な思いに触れることができます。
黒崎監督は「この夏の上映が、今を生きる皆さんに新しい意味で届き、寄り添えるものであれば」とコメントを寄せ、再上映への熱い想いを語っています。
▼特別版予告編
【ストーリー】
1945年夏。京都帝国大学で核爆弾の研究に携わる若き科学者・修(柳楽優弥)は、家を失った幼なじみの世津(有村架純)と再会し、戦地から一時帰郷した弟・裕之(三浦春馬)とも束の間のひとときを過ごす。しかし研究の進行と戦争の現実が、3人の運命を容赦なく変えていく。原子核の力に魅せられながら、その破壊力に苦悩する修。そして戦争が終わった後を見据える世津──運命の8月6日が迫る中、彼らが選んだ未来とは。
■映画情報
タイトル:映画 太陽の子 特別版
公開日:2025年8月29日(金)より期間限定公開
監督・脚本:黒崎博
出演:柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメア ほか
音楽:ニコ・ミューリー
主題歌:「彼方で」福山雅治
配給:イオンエンターテイメント
上映時間:124分(特別版/本編+メイキング映像)
©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ