イタリアの巨匠ソレンティーノが描く、ひとりの女性の美と自由の人生讃歌『パルテノペ ナポリの宝石』8月22日公開決定

2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、イタリア国内でパオロ・ソレンティーノ監督史上最大のヒットを記録した話題作『パルテノペ ナポリの宝石』が、8月22日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開されることが決定。あわせて、ポスターと予告編も解禁された。

舞台は1950年代の南イタリア・ナポリ。人魚伝説にちなみ、街の名を冠して“パルテノペ”と名付けられた女性が本作の主人公。美しさと聡明さを兼ね備え、誰からも愛された彼女は、兄・ライモンドと深い絆で結ばれていたが、人生の中で避けられない喪失や悲劇を経て、果てなき自由と愛を求める旅に出る。

物語の語り部でもあるパルテノペを演じるのは、本作で銀幕デビューを果たした新星セレステ・ダッラ・ポルタ。彼女の無垢な魅力と表現力は観る者を一瞬で惹きつけ、忘れがたい印象を残す。老年期のパルテノペ役には、名女優ステファニア・サンドレッリ。さらに、孤独な作家ジョン・チーヴァー役には、ソレンティーノ監督作品への出演を熱望していたというオスカー俳優ゲイリー・オールドマンが出演する。

本作は、世界的ラグジュアリーブランド「サンローラン」が立ち上げた映画制作部門・サンローラン プロダクションが製作を手がけ、衣装アートディレクションはクリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ自らが担当。1950〜80年代を生きる登場人物たちの衣装が、時代を象徴するファッションとして鮮やかにスクリーンを彩る。北米配給はA24が担当し、国際的にも注目を集めている。

今回解禁された予告編は、神話と現実が交錯するような幻想的な映像美で幕を開ける。パルテノペの名の由来でもあるギリシャ神話に触れながら、美しさがもたらす呪いと祝福の狭間で揺れ動く彼女の人生が描かれる。「あなたの美しさが招く呪いにお気づきかな?」というセリフが印象的で、物語の鍵となる兄の死、そして人生をひたむきに歩むパルテノペのまなざしが胸を打つ。

ポスタービジュアルでは、ナポリの美しい自然の中で遠くを見つめるパルテノペの姿が切り取られ、「息をのむほどに 彼女から目が離せないー」というキャッチコピーが添えられている。

▼予告編

■公開情報

タイトル:パルテノペ ナポリの宝石
原題:Parthenope
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:セレステ・ダッラ・ポルタ、ステファニア・サンドレッリ、ゲイリー・オールドマン ほか
製作:サンローラン プロダクション
配給:ギャガ
公開日:2024年8月22日(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー
時間:137分|カラー|シネスコ|R15+
字幕翻訳:岡本太郎
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