田口淳之介が主人公の少年を助けるキーパーソン役!震災復興を題材にした『僕のなかのブラウニー』予告編

『明日の記憶』で第30回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した三浦有為子が脚本を担当し、震災で妹を失った一人の小学生の少年とその父親が現実に向き合い、今を生きていく姿を温かい眼差しで描いた感動のヒューマンドラマ『僕のなかのブラウニー』が、2025年1月3日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。

本作は、三浦有為子が、東日本大震災後に感じたことをストーリーに仕上げた完全オリジナル脚本。これまで、障がいやヤングケアラー、学校内のジェンダー問題など、“子どもと社会問題”を題材に、数々の短編映画を制作し、「STARDUST DIRECTORS film fes. 2022」グランプリ、「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル 短編部門」最優秀賞など、多くの国内映画祭での受賞経験がある相馬雄太監督が、初めて長編映画にチャレンジしたいと思い、『明日の記憶』をはじめ映画の脚本の他、「ウルトラマン」シリーズ(X、オーブ、ジード、タイガ、アーク)の脚本にも参加し、かねてからファンであった三浦有為子へ脚本をオファー、本作で初タッグが実現した。

震災で妹を失い、新しい学校に馴染めずにいる中、“ブラウニー”という妖精の存在を信じ、探し始める主人公・和樹役を、NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」、「仮面ライダーガヴ」など、出演作が続く平野絢規が演じる。和樹を連れ、新天地でラーメン店を経営するシングルファザー・葉介役を、お笑い芸人であり、「おじさんだけど、キレイになってもいいですか?」の主演など、多くのドラマ・映画で出演するアキラ100%。そして、和樹の同級生の少女・東子の親族であり、翻訳家の和泉大輔役を、田口淳之介が演じている。田口は、“ブラウニー”という妖精の存在を信じ、探しまわる和樹を気にかけ、“ブラウニー”探しの手伝いをするという、本作のキーパーソンを担う重要な役に扮する。

予告編では、“ブラウニー”という妖精を探す和樹、その和樹を気に掛ける父親・葉介、そして、和樹の同級生たちの様子が映し出される。“ブラウニー”という妖精を探す子供たちの冒険を、エゾシカグルメクラブが歌う主題歌「水平性」がドラマチックに盛り上げている。

ポスタービジュアルでは、思い思いの表情を浮かべながら、川沿いに佇む少年少女たちが大きく写し出される。“ブラウニー”という妖精を探しに出かける和樹(平野絢規)、和樹を気にかけ一緒に“ブラウニー”探しを手伝う少女・和泉東子(山木彩華)、和樹の同級生である高田聡太(平野翔大)、小野原雅人(天海塁)を捉える。

『僕のなかのブラウニー』
2025年1月3日(金)より池袋シネマ・ロサにてロードショー
監督:相馬雄太
脚本:三浦有為子
出演:平野絢規 アキラ100% 山本彩華 平野翔大 天海塁 田口淳之介
配給:夢何生

【ストーリー】 数年前の震災で妹を失った森本和樹は小学五年生。ラーメン店を経営するシングルファザーの葉介と共に新天地に越してきたものの、学校や周囲にうまく馴染めないでいる。そんな中、父親の葉介は「和樹くんは妖精を本気で信じている。妹は“ブラウニー”という妖精に攫われただけで、本当は亡くなっていない」と学校で言っていたことを担任教師から知らされる。ブラウニーを探し始める和樹をクラスメイトの和泉東子が気にかけ、手伝うことに。

©僕のなかのブラウニー