遅咲きのインド人バレエダンサーが、夢に向かってまい進する感動のドキュメンタリー『コール・ミー・ダンサー』が、今冬に公開されることが決定した。併せて、ティザービジュアルが披露された。
運動神経抜群のストリートダンサーだったムンバイに住む青年マニーシュ。偶然入ったダンススクールで気難しいイスラエル人のバレエ・マスター、イェフダに出会い、バレエの魅力にとりつかれた彼は短期間で驚くような成長を見せるが、バレエダンサーとして活躍するためには、マニーシュはすでに年を重ねすぎていた。マニーシュの想いに答えるため、共に苦悩し、努力を続けるイェフダ。彼らは、自分たちが“何者であるのか”を探し求めながら、互いの人生を変えていく。
『スラムドッグ$ミリオネア』を思わせる混沌とした世界から、リアル『リトル・ダンサー』を目指すことを決意。血のにじむような努力と、葛藤と、波瀾に満ちた人生を送る主人公マニーシュは、そのドラマチックな半生が話題を呼び、2020年のNetflix映画「バレエ:未来への扉」として製作された際には本人役として出演、現在もダンサーとして活躍するマニーシュ・チャウハン。彼のひたむきさとたゆまぬ努力、生まれ持っての明るい魅力が重なることで、既存のドキュメンタリーとは一線を画し、さながら“実話ドラマ”を鑑賞しているかのような没頭感を生み出している。
監督は、自身もダンサーとして長く活躍し、引退後プロデューサーに転身、バレエの舞台から、PBS、ディスカバリーチャンネル、A&E、CBS、アルジャジーラなど数々のドキュメンタリーで名誉ある賞を獲得してきたレスリー・シャンパインと、同じく25年以上ドキュメンタリーを中心に制作してきたピップ・ギルモアの2人。ストリートダンス、バレエ、コンテンポラリーダンス。夢を実現するため、年齢に応じて様々なダンススタイルに挑戦するマニーシュの姿と成長を捉えた映像は、ドキュメンタリー作品を超えた“クオリティ・ムービー”として作り上げられている。
ティザービジュアルは、踊るために鍛え上げられた身体とともにバレエに没頭するマニーシュの姿を切り取ったもの。キャッチコピー「バレエの虜になった遅咲きのダンサー・マニーシュ。彼を待ち受けていたのは、試練の数々だった」が添えられ、夢中になれるものを見つけた人間が持つ真剣な眼差しをとらえたものとなっている。
『コール・ミー・ダンサー』
2024年冬 新宿シネマカリテほか全国公開
監督:レスリー・シャンパイン ピップ・ギルモア
出演:マニーシュ
配給:東映ビデオ
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