ビートルズ解散直後、世界一のロックンロール・バンドになっていたクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンドによる、ロイヤル・アルバート・ホールでの伝説のライヴを50年を経て初公開するドキュメンタリー映画『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド』が9月22日より公開される。このほど、予告編がお披露目となった。
たった4年の活動期間で、その音楽は永遠となった。本作はアメリカン・ロックの歴史を変えた名バンドが頂点を極めるまでの軌跡を映像と音楽で辿ったドキュメントだ。「プラウド・メアリー」「ボーン・オン・ザ・バイヨー」「トラヴェリン・バンド」「バッド・ムーン・ライジング」「グリーン・リヴァー」「雨を見たかい」「スージーQ」など、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(以下CCR)は数々のロックの名曲を生み出してきた。1960年代後半アメリカを代表するバンドのひとつとなり、“愛と平和の祭典”ウッドストック・フェスティバルにも出演。ザ・ビートルズの解散後、名実共に世界のトップ・バンドとなった彼らのライヴ・パフォーマンスが収められているのが本作である。
予告編には、サンフランシスコ近郊エル・セリートで結成されたCCRが、破竹の勢いでトップに上り詰める過程が、過去の貴重なフッテージを使って描かれている。たった1年でトップ10にシングル5曲とアルバム3枚が入り絶頂期のビートルズ売上に迫っていたCCRだったが、70年1月から、人気絶頂のCCRは最初で最後のヨーロッパ・ツアーを行った。イギリスでのライブはもっとも名高い会場ロイヤル・アルバート・ホール。ビートルズの本拠地であるロンドンに乗り込んだ彼らだったが、なんと公演4日前にビートルズ解散の報が駆け巡る。動揺するロンドンの客の前で、CCRはキャリアと人生をかけた渾身のパフォーマンスを行い、それはスタンディング・オヴェーションが15分続くというロック史上に残る伝説的なライヴとなった。今回の予告編でも、「コモーション」「フォーチュネイト・サン」「ボーン・オン・ザ・バイヨー」「プラウド・メアリー」などを演奏する姿を一部観ることができる。
このライヴは2022年9月、『ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール』としてCD化。映像作品は海外Netflixでアルバム発売と同時に配信開始、また海外レーベル限定スーパー・デラックス・エディションにBlu-rayが封入されたが日本ではこれまでフルでその映像を観ることはできなかった。今回、日本では全曲歌詞字幕付きで世界初の劇場公開としてお披露目となる。50年ぶりによみがえる熱狂のライブを映画館で体感したい。
『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・ バンド』
2023年9月22日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にてロードショー
配給:オンリー・ハーツ
© 2022 Concord Music Group, Inc.