ビートルズ解散直後、世界一のロックンロール・バンドになっていたクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンドによる、ロイヤル・アルバート・ホールでの伝説のライヴを50年を経て初公開するドキュメンタリー映画『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド』が9月22日より公開されることが決定した。併せて、メインビジュアル、場面写真がお披露目となり、本作のナレーションを担当した俳優のジェフ・ブリッジスよりコメントが寄せられた。
サンフランシスコ近郊エル・セリートで結成されたCCRこと「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァ イヴァル」は1969年から71年の3年間に、「プラウド・メアリー」「バッド・ムーン・ライジング」「グリーン・リヴァー」「トラヴェリン・バンド」「ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア」「雨を見たかい」など18曲が全米シングル・チャート入りを果たし10曲がトップ10入りした。69年のアルバム『グリーン・リヴァー』と、その約1年後に発表された『コスモズ・ファクトリー』は、両方とも全米アルバム・チャートで1位を達成。この2枚の間に発表された『ウィリー・アンド・ザ・プアボーイズ』は3位を記録という爆発的な記録を打ち立てる。
70年1月から、人気絶頂のCCRは最初で最後のヨーロッパ・ツアーを行った。目玉は4月14日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの公演。というのも、この時点でCCRは全世界でのレコード売り上げがビートルズに次いで2位だった。CCRは大きな影響を受けたビートルズに1位の座をかけて挑むべくビートルズの本拠地に乗り込んだのだ。ところが、ロンドン公演の4日前にビートルズ解散という衝撃のニュースが流れる。CCRはキャリアと人生をかけた渾身のパフォーマンスを行い、それはスタンディング・オヴェーションが15分続くというロック史上に残る伝説的なライヴとなった。本作は、ロンドンの金庫に保管されていた公演の完全な記録フィルムが50年ぶりに発見され4Kで復元したものだ。72年に解散してしまうバンド絶頂期におけるオリジナルメンバー唯一のフルライヴ映像で、これまで存在は知られながら完全な形で公開されることがなかった。また、映画前半30分ほどは、彼らが所属したファンタジー・レコーズの保管庫から発掘された、バンドの日常を撮った映像やメンバー全員へのインタビュー、バンド初期のライヴ映像、ウッドストックでのライヴ映像などを使い、北部カリフォルニアから飛び立った4人の若者がロイヤル・アルバート・ホールのステージにたどり着くまでの道のりを描いている。監督は、ビートルズやジミ・ヘンドリックスのドキュメンタリー(『ザ・ビートルズ・アンソロジー』『Jimi Hendrix Band of Gypsies』)でグラミー賞受賞のボブ・スミートン。ナレーションはアカデミー賞受賞俳優ジェフ・ブリッジス。
■ジェフ・ブリッジス(ナレーション)コメント
なんてすばらしいバンドなんだ!彼らの音楽を聴くのも、ジョン・フォガティの曲を演奏するのも大好きなんだ。彼らは僕のお気に入りだ。クリーデンス、最高だ
▼楽曲リスト
1 Travelin’ Band トラヴェリン・バンド
2 Born on the Bayou ボーン・オン・ザ・バイヨー
3 Green River グリーン・リヴァー
4 Tombstone Shadow 墓石の影
5 Fortunate Son フォーチュネイト・サン
6 Commotion コモーション
7 Midnight Special ミッドナイト・スペシャル
8 Bad Moon Rising バッド・ムーン・ライジング
9 Proud Mary プラウド・メアリー
10 The Night Time Is the Right Time ザ・ナイト・タイム・イズ・ザ・ライト・タイム
11 Good Golly Miss Molly グッド・ゴリー・ミス・モリー
13 Keep on Chooglin’ キープ・オン・チューグリン
『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・ バンド』
2023年9月22日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にてロードショー
配給:オンリー・ハーツ
© 2022 Concord Music Group, Inc.