『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』『国境の夜想曲』で次々と国際的評価の高い傑作を生みだしてきたドキュメンタリーの名匠ジャンフランコ・ロージ監督の最新作『旅するローマ教皇』が2023年秋より公開される。このほど、ティザービジュアルがお披露目となった。
『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』(13)ではドキュメンタリーで初めてヴェネチア国際映画祭金獅子賞を、『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』(16)ではベルリン国際映画祭金熊賞、ヨーロッパ映画アカデミー賞を受賞し、アカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞にも選出された。さらに『国境の夜想曲』(20)ではヴェネチア国際映画祭にて3冠を受賞するなど、次々とドキュメンタリーの傑作を生みだしてきたジャンフランコ・ロージ監督。この度の最新作では、これまで圧倒的映像美により世界を切り取ってきた監督が、地球を一周、約500時間分の膨大な記録映像と、監督撮りおろしの映像を交えながら紡いだ、ローマ教皇の真の姿に迫るドキュメンタリー。拍手で迎えられ笑顔を向ける姿だけでなく、じっと何かを考える姿や人々を見つめるまなざしが彼の熱意や想いを深く想像させる。
ティーザービジュアルは、空のような青い背景に、後ろ姿で手を振るローマ教皇が印象的なビジュアルとなっている。コピーには、「9年間、37回の旅、53か国を訪れたローマ教皇。旅先から見つめるわたしたちの世界は、それでも希望にあふれている。」と添えられている。ローマ教皇が旅を通して見た世界はどういった景色だったのか、気になる内容となっている。
『旅するローマ教皇』
2023年秋より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
脚本・監督:ジャンフランコ・ロージ
配給:ビターズ・エンド
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