ラッパーと時事芸人が忖度なしの突撃取材、抱腹絶倒の新しい政治ドキュメンタリー『劇場版 センキョナンデス』が2023年春より公開される。このほど、特報映像がお披露目となり、両監督よりコメントが寄せられた。
本作はダースレイダー(ラッパー)とプチ鹿島(時事芸人)が、監督・出演するドキュメンタリー。海外メディアに精通するダースレイダーと、新聞14紙を読み比べするプチ鹿島は、その絶妙な掛け合いで人気を博すYouTube番組「ヒルカラナンデス」を毎週配信しており、全国に“ヒルマニア”と呼ばれるコアなファン層を生み出している。配信番組のスピンオフとして立ち上げ、好評を博してきたのが選挙企画。昨年の衆院選では「香川1区ナンデス」、今年7月には「参院選ナンデス」と銘打ち、独自の視点で切り込む突撃取材にトークを交えて限定有料配信を行い、選挙をエンタメ化したと大きな話題となった。
11月28日には、政治資金パーティーならぬ、「映画資金パーティー」と銘打ったイベントを阿佐ヶ谷ロフトAで開催。3,500円の会場チケットは早々にソールドアウトし、満席の会場は熱気に包まれた。また、同イベントの配信チケット(2,200円)と応援視聴チケット(3,000円)は、目標の1,000枚を大きく上回る売り上げとなり、映画資金の一部となる200万円強を調達することに成功。トークでは、残りの資金をどう調達するか、2人のマル秘作戦が明かされ、会場は爆笑の渦に。しかし、ゲストとして参加した大島新プロデューサーが「(ドキュメンタリー映画のヒットとされる)動員10,000人では足りない。すでにそれ以上の投資をしている」と両監督に注文。大島Pのこれまでの失敗談や、映画製作費の詳細、資金回収の流れなど、ドキュメンタリー映画の怖い裏話が披露されると、会場は驚きと爆笑の渦に包まれた。
■ダースレイダー(監督)コメント
祭囃子が聞こえてくる。祭りには人を誘い出すエネルギーがある。民主主義の危機が世界中で指摘される中、まだそのエネルギーが感じられる祭りが選挙だ。ラッパーと芸人がこのエネルギーの正体を探しにいく。さあ、祭りの準備だ!
■プチ鹿島(監督)コメント
「選挙」と聞くと身構える方はいませんか?そんな人にぜひ観てほしいです。いま起きていることを皆でわいわい共有するのが時事ネタの楽しさなら、この映画はその象徴です。自分なりの視点を持てばさらに面白くなります。劇場で確認して下さい。「一票」をお願いします。
■大島新(プロデューサー)コメント
「こんなものはドキュメンタリーじゃない!」そんな声が聞こえてきそうだが、それもまたよし。だって二人は、これまで誰もやっていないことに挑んでいるのだから。この型破りな挑戦をサポートできることが、私は最高にうれしい。
『劇場版 センキョナンデス』
2023年春公開
監督・出演:ダースレイダー プチ鹿島
プロデューサー:大島新
配給:ネツゲン
【作品紹介】
昨年の衆院選で、全国最注目の「香川1区」を突撃取材し、選挙をエンタメ興行化することに成功したダースレイダーとプチ鹿島。その配信番組『香川1区ナンデス』を見た、ドキュメンタリー監督の大島新は、「私の取材よりずっと面白い…2人は日本のマイケル・ムーアだ!」と唸った。今年7月の参院選では、2人は維新の強さに着目し、大阪入りをした。維新批判の急先鋒である菅直人元首相密着を皮切りに、自民、共産、立憲、そして、維新の選挙取材を進めていく。そこで起こったのが、安倍晋三元総理の襲撃事件であった。2人は事件がもたらした動揺、大阪の空気を記録していく…。これまでの配信では未発表だった素材を新たに加えた『劇場版 センキョナンデス』は、笑いあり、涙あり、だけではない。日本のドキュメンタリー映画の常識を覆す挑戦である。果たして、この試みは成功するのか…。
©︎センキョナンデス製作委員会