【全文掲載】二宮和也「肩にハマらないんですよ。ずっと外れっぱなしで」共演者からの絶賛コメントに照れ

ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を、三木孝浩監督が二宮和也主演で映画化する『TANG タング』が、8月11日に公開初日を迎えた。同日、丸の内ピカデリーにて初日舞台挨拶が行われ、キャストの二宮和也、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、山内健司・濱家隆一(かまいたち)、景井ひな、武田鉄矢、そして三木孝浩監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。(大きいネタバレ部分は割愛しましたが、多少ネタバレが含まれますのでご了承ください)

市川:(笑)

MC:市川さん、どうしました?(笑)。

市川:すいません(笑)。「かまいたち」って…(笑)。

山内:「かまいたち」って書いたうちわを持ってくれているのが、そんなに面白いですか!?

二宮:面白くないですよね、応援してくれるんだから(笑)。

濱家:応援してくれて、ありがとうね。かまいたち“ごとき”のうちわを持ってきてくれて。ちょっと市川さん!

二宮:そんなこと思ってないから!大丈夫、大丈夫!

市川:すいません(笑)。

濱家:本当ですか!?大笑いしてますもん!

二宮:感動してるんです(笑)。

山内:うちわ出してる女の子が、かまいたちで顔を隠してますよ(笑)。恥ずかしがって。

濱家:大丈夫、堂々としておいて(笑)。

二宮:恥ずかしいことじゃないよ。堂々とね(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。まずはお一人ずつご挨拶いただければと思います。初日を迎えた今のお気持ちとともにご挨拶ください。まずは、本作の主人公、妻に捨てられたダメ男、春日井健を演じられました主演の二宮和也さん、お願いします。

二宮:とんでもないご紹介ありがとうございます。観ていただきまして本当にありがとうございました。僕らの想いが伝わっていたら嬉しいなあと思いますが、今日はもう観た後なので、いろいろとお話させていただければなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。続きまして健の妻でバリバリ働く弁護士、春日井絵美役の満島ひかりさんです。

満島:今日は初日にお越しいただき、本当にありがとうございます。観た後なんですよね。映画どうでしたか?(拍手)いい感じ?良かった(笑)。なんかすごい泣いてる方がいらっしゃって。二宮さんが出てきただけで泣いちゃって(笑)。

二宮:そっち!?

満島:両方ね(笑)。タングのすごく可愛いとこを観られた思いますが、ぜひ周りのお友達とか、オススメしたい方にもぜひ『TANG タング』のこと教えてあげてください。今日はありがとうございます。

MC:続きまして健と絵美をそっと見守る健の姉、桜子役の市川実日子さんです。

市川:こんにちは、市川実日子です。本日は初日にお越しくださってありがとうございます。きっと今日は朝早起きして、おめかししてきてくださったことと思います。ネタバレOKなので安心してお話できたら…あ、でも取材の方がいらっしゃっているか?

二宮:書かないから大丈夫(笑)。プロだから(笑)。

市川:はい(笑)。よろしくお願いいたします。

MC:健とタングの行動を監視しているミステリアスな男、加藤飛鳥を演じられた小手伸也さんです。

小手:皆様、初日にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。ミステリアスな男でございます。ご覧になっていただいたから分かると思うんですけど、僕、そんなに今回は笑いの部分を担っていたないはずなんですけど、試写以降、僕の芝居が面白かったというお声をいただきまして、ちょっと不本意なんですけど…、多分かまいたちさんとトリオになってしまったからだと思っております。よろしくお願いします(笑)。

MC:続きまして、中国在住のロボット歴史学者である大槻凛を演じられました奈緒さん、お願いします。

奈緒:皆さん、今日は足を運びいただきありがとうございます。私は『TANG タング』の舞台挨拶が毎回すごく楽しくて大好きで、初日に皆さんと一緒にこうやって舞台挨拶をさせて頂けるのがすごく楽しみでした。どうぞ最後までよろしくお願いします。

MC:続いてタングを狙う謎の組織に所属する凸凹悪役コンビ、小出を演じました山内健司さん、そして大釜を演じた濱家隆一さん、かまいたちのお二人です。

濱家:かまいたちです。

山内:観終わった後ということなんで、我々が本気で役者として評価されたくてやってるなというのが伝わったと思います。本当に舞台挨拶も楽しくて、毎日が舞台挨拶ならいいのにと。

濱家:そんなわけない(笑)。そんなことはないんですけどね。まあ、「我々が本気で」と言った時に、何人かのお客さんが「フッ」みたいな感じだったので、そういうことなのかなって今思ってますけども(笑)。ありがとうございます。楽しんでいただけたら何よりです。

山内:ありがとうございます(笑)。

MC:続いて、ロボット製造企業で働くアンドロイド風受付嬢、原田カオリ役を演じられました景井ひなさん、よろしくお願いいたします。

景井:今日は本当に暑い中、ご覧いただきありがとうございました。やっと今日公開されたということで、今まで舞台挨拶はネタバレ無しでどこまで話していいかっていうのを自分の中で考えながら話してたんですけど、今日はもう観てくださっているので、たくさんタングのことが話せると思うと、すごく楽しみです。ありがとうございます。

MC:お願いいたします。行方知れずになっているロボット工学の第一人者、馬場昌彦博士を演じられました武田鉄矢さん、お願いします。

武田:ようこそ。もうネタバレOKなんで、喋れるところがあるんですが…(笑)。やっぱり二宮さんと一緒にお芝居ができて、本当に楽しゅうございました。はい、これからも良い人と悪い人、両方やりながら生きていこうというふうに思っております。ご贔屓のことよろしく。

MC:最後にメガホンをとりました三木孝浩監督です。

三木:本作を監督しました三木孝浩です。初日、しかも上映後の舞台挨拶をするのは、監督としては本当に一番緊張するところなんですけども、入ってきた瞬間の温かい拍手と皆さんの笑顔でちょっと安心しております。本当に良かったです。今日は短い時間になりますが、楽しんでください。よろしくお願いします。