【全文掲載】二宮和也「肩にハマらないんですよ。ずっと外れっぱなしで」共演者からの絶賛コメントに照れ

MC:続いてキャストの皆さんに伺って参ります。「キミとならきっと大丈夫」というキャッチコピーがありますけれども、「あなたにとって誰が君とならきっと大丈夫と思える存在でしょうか?」伺ってまいります。まずは二宮さんからお願いいたします。

二宮:そうですね。やはり一緒に仕事をしてくださる人たちなのかなっていうふうに思います。真面目になっちゃうけど、僕は昔、若い頃に先輩から「とにかく一緒に死んでくれる人を探しなさい」っていう風にずっと教わって生きてきたので、自分がどんどん成長して、大きくなった時に「君を使って生きながらえようとする人がたくさん増えてくるだろうから、そういう人ではなくて、君とだったらこの作品で、もうどんなことになっても、もう死んだってかまわないっていう人を、一人は見つけなさい」っていう風に教えられてきたので、それは本当に共演者の人たちだったりとか、制作陣の方たちとの、人との出会いの運というのはすごく誇るべきものを持ってるなと思って。(武田が拍手)ありがとうございます(笑)!なので、今回もそうですし、もし可能ならば次回もそうであってほしいなあっていうふうに思うと、まあ皆さんのかなというふうに思いますね。

MC:ちなみに差し支えなければ、その言葉を教えてくれたのはどなたなんでしょうか?

二宮:いかりや長介さんです。だからそれを胸にというか、ようやく分かってきたんじゃないかなと最近思いながら、出会いに感謝して、次の出会いも良かったらいいなというふうに思ってますね。

MC:そして満島さんにもお伺いします。君とならきっと大丈夫と思える存在はいますか?

満島:この話の後、難しい…(笑)。愛です。漠然としてますが、弟妹が下に三人いるんですけれども、自分が四歳ぐらいの頃に初めて弟が、今俳優やってる(満島)真之介って弟がいるんですけど、生まれた時に「仲間が来た!」と思ってすっごく嬉しくて、本当に愛おしくて。妹が生まれてまた弟が生まれて、そういう一人ずつ自分の仲間が人生の中で見つかっていって、その仲間たちを自分が愛していく。もちろん映画もそうですし、ここで出会った方々とかもそうだし、この仕事自体もそうだし、なんか世界中の空ひとつとってもそうだし、色んな事に自分が一つずつ愛情を持てているっていう、愛するものがあるというか、そういうものがあるから大丈夫って思えることがいっぱいあります。

MC:素晴らしいです。ありがとうございます。そして君とならきっと大丈夫と思える存在。やはりこの方々に聞かなければなりません。かまいたちのお二人。君とならきっと大丈夫と思える存在を教えて下さい。

濱家:はい。まあ、あのう、ちょっと真面目な話になりますが、まぁ20年近く一緒にやってきてますから、まあ一緒にやって来てなかったら、ここに立たせてもらってることもないので、やっぱり僕は相方の山内かなと思いますけどね。

MC:山内さんはいかがでしょうか?

山内:僕はジョニー・デップです。

二宮:(濱家が山内を蹴る)蹴らないよ、ダメダメ(笑)。

山内:ジョニー・デップがいれば大丈夫そうな気がして。漠然とですけど、20年ぐらいジョニー・デップを見てきて、ジョニー・デップがいたらなんとなく大丈夫だろうなと。

二宮:絶対大丈夫だよ(笑)。

山内:大丈夫ですよね?

濱家:おるか、お前みたいなもんとジョニー・デップが!

山内:ジョニー・デップとならきっと大丈夫。

MC:ありがとうございます(笑)。ここでお時間となりました。

濱家:ここでお時間?大丈夫でしたか?

MC:大丈夫です、しっかりオチております。

山内:記事になっても不安ですけど、記事にならなくても不安です(笑)。

MC:訂正してもいいですよ、ジョニー・デップさんのままでいいですか?

山内:いいですよ。大丈夫です、書けるもんなら(笑)。

濱家:書けるもんなら書いてください(笑)。

MC:ありがとうございます。それでは最後にご登壇者を代表して二宮さんよりご来場の皆さんにメッセージお願いします。

二宮:本日はありがとうございました。とにかく撮影して行く中で、みんながタングを思い浮かべながら、作品に参加していましたし、タングがジャンプする一つとっても影であったりとか、きしむベットであったりとか、いろんなテクスチャーが一回観ただけでわからないところに隠れていると思いますので、もしお時間がありましたら何度も観ていただいて、こういう所にこだわっていたんだっていうふうに思っていただけると大変助かるなというふうに思いますし、またこのVFXのレベルが一つまた上がっていくんじゃないかなというふうに思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

『TANG タング』
2022年8月11日(木) 全国公開
監督:三木孝浩
原作:デボラ・インストール「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
脚本:金子ありさ
音楽:服部隆之
出演:二宮和也 満島ひかり 市川実日子 小手伸也 奈緒 京本大我(SixTONES) 山内健司(かまいたち) 濱家隆一(かまいたち) 景井ひな 武田鉄矢
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 ゲーム三昧で妻に捨てられた、ダメ男・春日井健(二宮和也)。わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶を無くした不良品ロボット。どこからきて、何のためにやってきたか分からないそのロボットは自分の事を“タング”と名乗った。この迷子同士の運命の出会いが、まさかの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けだった。

Based on A ROBOT IN THE GARDEN by Deborah Install Copyright © 2015 by Deborah Install Licensed by Deborah Install c/o Andrew Nurnberg Associates,London through Tuttle-Mori Agency,Inc.,Tokyo ©2022 映画「TANG」製作委員会

< 123