“NTR(寝取られ)”という共通点を持つ、文豪・谷崎潤一郎と江戸川乱歩の名作を、井上博貴監督が現代劇として大胆にアレンジした『鍵』と『人でなしの恋』が、6月25日より公開される。このほど、両作のポスタービジュアルと予告編がお披露目となった。
▼『鍵』予告編
▼『人でなしの恋』予告編
『鍵』は、何度も映画化される谷崎潤一郎の不朽の名作が原案。中年の大学教授である神田は、年の離れた妻の郁子を性的に満足させられないことに悩んでいた。ある日、義妹の敏子に紹介した自身の教え子で大学院生の木村に対して郁子が色目を使う姿を目の当たりにし、かつてない性的興奮を覚える。そんな興奮を自身の精力剤代わりに活用しようとあの手この手で“妻”と“教え子”が接近する状況を仕掛ける。そして興奮レベルを更新しないと満足できなくなった神田の行動は、アブノーマルにエスカレートしていく。
『人でなしの恋』は、江戸川乱歩が自身の作品の中でもお気に入りと公言していた一作が原案。失恋し落ち込んでいた京子はマッチングアプリで門野と出会い、お互い惹かれあって結婚する。美青年で優しい門野との生活に幸せを感じる京子だったが、ほどなくして、夫が自分以外の誰かを愛しているのではと疑惑の念に駆られ、探偵の野村を雇い、必死に真相を追っていく。しかし京子が門野の本当の姿を知ろうとすればする程、謎の中で彷徨っていく。そして真相に辿り着き、目の当たりにしたものは想像を超えた衝撃的な光景だった。
『鍵』のポスタービジュアルは、水澤紳吾が演じる中年大学教授・神田のNTR願望むきだしなアブノーマルさが沸き立つデザインになっている。予告編は、若い男に色目を使う妻に興奮してしまうという、教授の狂った性癖をあらわにしている内容だ。
『人でなしの恋』のポスタービジュアルは、兎丸愛美が演じる京子と細田善彦が演じる門野夫婦が裸で抱き合い、ロマンティックさが際立つように見えるが、見つめている視線の矛先がそれぞれ違うところに違和感を感じさせる。予告編は、幸せな結婚生活から一変していく様が描かれており、どんでん返しの結末を期待させる。
『鍵』
2022年6月25日(土)より、池袋HUMAXシネマズにて公開
監督・脚本:井上博貴
出演:水澤紳吾 桝田幸希 水石亜飛夢 秋谷百音
配給:BBB
【ストーリー】 中年の大学教授である神田(水澤紳吾)は、年の離れた妻の郁子(桝田幸希)を性的に満足させられないことに悩んでいた。ある日、義妹の敏子に紹介した自身の教え子で大学院生の木村(水石亜飛夢)に対して郁子が色目を使う姿を目の当たりにし、かつてない性的興奮を覚える。そんな興奮を自身の精力剤代わりに活用しようとあの手この手で“妻”と“教え子”が接近する状況を仕掛ける。そして興奮レベルを更新しないと満足できなくなった神田の行動は、アブノーマルにエスカレートしていく。
『人でなしの恋』
2022年6月25日(土)より、池袋HUMAXシネマズにて公開
監督・脚本:井上博貴
出演:兎丸愛美 細田善彦 渋江譲二 上野なつひ 織田美織
配給:BBB
【ストーリー】 失恋し落ち込んでいた京子(兎丸愛美)はマッチングアプリで門野(細田善彦)と出会い、お互い惹かれあって結婚する。美青年で優しい門野との生活に幸せを感じる京子だったが、ほどなくして、夫が自分以外の誰かを愛しているのではと疑惑の念に駆られ、探偵の野村(渋江譲二)を雇い、必死に真相を追っていく。しかし京子が門野の本当の姿を知ろうとすればする程、謎の中で彷徨っていく。そして真相に辿り着き、目の当たりにしたものは想像を超えた衝撃的な光景だった。
©︎2022BBB