2003~2010年にヤングマガジンで連載され、単行本の売り上げが累計1400万部を突破した、創作集団・CLAMPの大ベストセラー同名コミックを、蜷川実花監督が神木隆之介と柴咲コウのダブル主演で映画化する『ホリックxxxHOLiC』が、4月29日に公開初日を迎えた。同日、丸の内ピカデリー1にて初日舞台挨拶が行われ、キャストの神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、そして蜷川実花監督が登壇した。
蜷川組での撮影エピソードについて聞かれた神木は、「ずっと笑ってる印象でしたね。“あの蜷川実花さん”という印象だったんで、どんな現場になるんだろう?どんな雰囲気の方なんだろうって想像がつかなくて」最初は恐る恐る現場に入っていったという。しかし実際の蜷川監督は「すごく笑顔が多くて、すごくしゃべりかけてくださる方で、常に笑ってる印象だったので、でかい声で笑って楽しんで進んでいってもいい現場なんだっていうことが分かってから、すごく楽しかった」と語った。
映画の内容にちなみ、「特殊な能力を持っていそうな人物は?」という質問が。これに「神木くん」と答えた松村は、「撮影をしていて、天候が怪しいとき、雲バーッと割れて、だんだん道みたいになったんですよ。晴れてきたな〜と思ってたら、そこから神木くんが『おはようございまーす』って来ることが何度かあって。太陽の道ができて、神木隆之介登場!ってことが何度かあって、太陽に愛されている気がする」と驚きのエピソードを披露。
これについて蜷川監督も同調し、「『晴れてきたから、そろそろ神木くん着くんじゃない?』って言ったら、本当に来たんですよ(笑)。とにかく神木くんが来ると晴れるんですよ。晴れたら神木くんが来る(笑)」とコメント。松村も「だから(神木が来る)駐車場の方向から晴れてくるんですよ。駐車場、支度場、現場の順番で晴れてくる。太陽を連れてやってくるんです」と、撮影時の不思議なエピソードで盛り上がっていた。
『ホリックxxxHOLiC』
2022年4月29日(金) 全国公開
監督:蜷川実花
原作:CLAMP「xxxHOLiC」
脚本:吉田恵里香
主題歌:SEKAI NO OWARI「Habit」
出演:神木隆之介 柴咲コウ 松村北斗 玉城ティナ 趣里 DAOKO モトーラ世理奈 西野七瀬 大原櫻子 てんちむ 橋本愛 磯村勇斗 吉岡里帆
配給:松竹 アスミック・エース
【ストーリー】 人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日(神木隆之介)。その能力を消し去り普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な“ミセ”にたどり着く。妖しく美しい“ミセ”の女主人・侑子(柴咲コウ)は、彼の願いを叶えるために、“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く。同級生の百目鬼(松村北斗)やひまわり(玉城ティナ)と日々を過ごし“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”を操る女郎蜘蛛(吉岡里帆)らの魔の手が伸びる。世界を闇に堕とそうとする彼らとの戦いに、侑子や仲間たちと共に挑んだ四月一日の運命は…?
©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社