柴咲コウ「どんな願いでも叶えてあげる。ただし…」神木隆之介『ホリックxxxHOLiC』劇場幕間映像&新場面写真

2003~2010年にヤングマガジンで連載され、単行本の売り上げが累計1400万部を突破した、創作集団・CLAMPの大ベストセラー同名コミックを、蜷川実花監督が神木隆之介と柴咲コウのダブル主演で映画化する『ホリックxxxHOLiC』が、4月29日より公開される。このほど、本作の劇場幕間映像と新場面写真がお披露目となった。

人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生・四月一日が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる“ミセ”(店)に迷い込み、ミセの女主人・侑子と出会うことで、不思議な運命に足を踏み入れていく。

劇場幕間映像は、人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた四月一日(神木隆之介)が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる“ミセ”の主・侑子(柴咲コウ)と出会うシーンから始まる。煙筒から紫煙を燻らせ「どんな願いでも叶えてあげる。ただし対価を頂く、それがこの世界のルール」と世の中の道理を説く侑子のその凛とした美しい姿に思わず心を奪われる始まりだ。本映像では、侑子の鮮やかで煌びやかな衣装の一部が公開に。印象的な蝶や蓮の花のヘアアクセサリーから大胆に肩を見せた赤いドレス、歌舞伎役者のイラストが描かれたエキゾチックな白いドレスなど細部にまでこだわり抜いたものとなっている。さらに映像内で映し出されるのは、“ミセ”に棲むマル(DAOKO)、モロ(モトーラ世理奈)と楽しそうにはしゃいだり、同級生の百目鬼(松村北斗)やひまわり(玉城ティナ)と祭りを楽しむ等身大の四月一日の姿。四月一日が求める平和で穏やかな理想の日々と、アヤカシが視えることによって導かれる壮絶な運命との対比が印象的である。また、アヤカシを操り世界を闇に堕とそうとする妖艶な悪女・女郎蜘蛛(吉岡里帆)、何度めくっても“四月一日”を繰り返すカレンダー、唇を血で染め愁いを帯びた表情を浮かべるアカグモ(磯村勇斗)など、物語の進む先がますます気になるシーンばかりだ。

見逃せない新たなシーンの数々を彩るのは、渋谷慶一郎のスコアと、SEKAI NO OWARIによる主題歌「Habit」のアディクティブなサウンド。そして最後に「あなたの願いは?」と囁き問いかける声が脳裏に焼きつき、目も耳も心までもが本作の世界にロックオンされる、妖しく美しい映像に仕上がった。

場面写真は、四月一日の口をそっと指で塞ぐ侑子、弓を持ち佇む百目鬼、不敵な笑みを浮かべる女郎蜘蛛、ひまわりに近づき惑わすアカグモの姿など、期待値高まる妖艶なカットばかりだ。

併せて、4月1日~4月10日に開催される第42回ポルト国際映画祭の最主要コンペティション部門である「ファンタジー部門」へ、本作が出品されることが決定した。四月一日(わたぬき)にちなみ、現地時間の4月1日に本映画祭の公式オープニング作品として、ワールドプレミア上映が行われる。映画祭プログラマーからは「最高のエンターテインメント、最高の映画化、最高の作品だ!すごい!精巧かつ洗練されたファンタジーの世界を見事に表現し、私たちを夢中にさせてくれる作品だ」と絶賛コメントが寄せられる。

『ホリックxxxHOLiC』
2022年4月29日(金) 全国公開
監督:蜷川実花
原作:CLAMP「xxxHOLiC」
脚本:吉田恵里香
主題歌:SEKAI NO OWARI「Habit」
出演:神木隆之介 柴咲コウ 松村北斗 玉城ティナ 趣里 DAOKO モトーラ世理奈 西野七瀬 大原櫻子 てんちむ 橋本愛 磯村勇斗 吉岡里帆
配給:松竹 アスミック・エース

【ストーリー】 人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日(神木隆之介)。その能力を消し去り普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な“ミセ”にたどり着く。妖しく美しい“ミセ”の女主人・侑子(柴咲コウ)は、彼の願いを叶えるために、“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く。同級生の百目鬼(松村北斗)やひまわり(玉城ティナ)と日々を過ごし“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”を操る女郎蜘蛛(吉岡里帆)らの魔の手が伸びる。世界を闇に堕とそうとする彼らとの戦いに、侑子や仲間たちと共に挑んだ四月一日の運命は…?

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