千葉県船橋市立船橋高校で代々受け継がれる応援曲「市船soul」を作曲した一人の青年・浅野大義さんと、市船吹奏楽部の絆が生んだ奇跡を辿った、中井由梨子による小説「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」を、神尾楓珠と佐藤浩市共演で映画化する『20歳のソウル』が、5月27日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、主題歌が、Kenta Dedachiによる書き下ろし楽曲「Jasmine」に決定した。
千葉県船橋市立船橋高校には、代々受け継がれている「市船soul」という応援曲がある。その楽曲は、運動部の試合中に演奏されると勢いがつき、「ソウルが流れると点が入る!」「市船のチャンステーマ」など市船を勝利へ導く神応援曲としてTwitter上で話題になった。その名曲誕生の裏側には、癌により20歳という若さで、短い人生の幕を閉じた浅野大義さんという青年がいた。本作は、吹奏楽部の絆が生んだ希望と感動の実話を映画化する。
予告編では、がんを宣告されながらも音楽を諦めず、わずか20年という短い青春を精一杯生き抜く大義(神尾楓珠)、支えてくれる家族や恋人、仲間たちの姿、そして「試合で演奏すると必ず点数をとる神曲」と呼ばれる市船の代表応援曲であり、大義の自作曲である「市船soul」を164名の部員たちが演奏する大義の告別式の様子が映し出される。主演の神尾は3か月間の猛特訓を経てトロンボーンを習得し大義役を熱演した。さらに本作が映画初出演となった佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、福本莉子ら今話題のフレッシュな顔ぶれと、尾野真千子、佐藤浩市らベテラン俳優陣の若手を支える熱演も見逃せない。
ポスタービジュアルは、青とオレンジの空の色が印象的。青空の下、トロンボーンを抱える大義の姿と、吹奏楽部の仲間たちの姿が描かれ、まさに青春の1ページを切り取ったような爽やかさに溢れる。「俺の音楽は生き続ける」という大義の、音楽に人生を捧げる熱い想いが刻まれる。
主題歌は、LAの現役大学生シンガーソングライターKenta Dedachiが担当。予告編のラストでも聴くことのできる大義さんの自作曲「Jasmine~神からの贈り物~」にオマージュを捧げ、主題歌「Jasmine」を映画のために書き下ろした。大義さんのメロディーを受け継ぎ、その想いや情熱を込めたというその歌には、力いっぱい生き抜いた大義さんのソウルが宿り、感動的なバラードに仕上がっている。
『20歳のソウル』
2022年5月27日(金) 全国公開
監督:秋山純
原作:中井由梨子「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」
脚本:中井由梨子
主題歌:Kenta Dedachi「Jasmine」
出演:神尾楓珠 佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.) 尾野真千子 佐藤浩市 福本莉子 前田航基 若林時英 佐藤美咲 宮部のぞみ 松大航也 池田朱那 石崎なつみ 菅原永二 平泉成 塙宣之 石黒賢 高橋克典
配給:日活
【ストーリー】 浅野大義(神尾楓珠)は市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、そして真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。なにより特別な存在である顧問・高橋健一先生(佐藤浩市)に大きな影響を受け、心身共に成長していった。大義は、野球の強豪校でもある市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさと葛藤しながらも、高橋先生からの叱咤激励や親友・佐伯斗真(佐野晶哉)の助けもあり、「市船soul」を誕生させる。そして、いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ“神応援曲”として呼ばれる様になる。高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていた。そんな中、ある日突然、大義の身体に異変が襲う。診察の結果、大義の身体は癌に侵されていた…。
©2022「20歳のソウル」製作委員会