【全文掲載】小松菜奈、サプライズの手紙に涙「優しさに背中を押してもらいました」、坂口健太郎「その瞬間に立ち会えて本当に幸せ」

小坂流加による“涙より切ない”ベストセラー恋愛小説を、藤井道人監督が小松菜奈と坂口健太郎のダブル主演で映画化する『余命10年』が、3月4日より公開中。このほど、3月5日に丸の内ピカデリーにて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、そして藤井道人監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:まずは、高林茉莉役を演じられました小松菜奈さんです。

小松:今日は舞台挨拶にお越しいただき、ありがとうございます。小松菜奈です。昨日無事に初日を迎えて、本当に様々なご感想を目にして、たくさんの人の心にしっかり届いてくれてるんだなと、嬉しさで心がすごく満ちております。映画の最後の「この映画を小坂流加に捧ぐ」という言葉は大好きで、原作者の小坂流加さんにこの作品が届いたらいいなと思って、皆で愛をこめて1年間作ってきました。きっと、その愛も思いも、いろんなものがこのスクリーンの中に映し出されていたと思います。この日を迎えられて本当に感謝しています。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。

MC:続いて、真部和人役の坂口健太郎さんです。

坂口:皆さんこんにちは。坂口健太郎です。昨日公開を迎えて、1年という長い時間をかけてゆっくりゆっくり本当に丁寧に作り上げてきた作品が、宣伝活動などもいろいろしてはいたんですけど、ついに皆さんに届けられる、そしてこの作品がちょっとずつ大きくなっていくんだなっていうのを考えると、すごく光栄に思うし、とっても感慨深いなと思います。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。

MC:続いて富田タケル役、山田裕貴さんです。

山田:山田裕貴です。昨日から公開されて、今日舞台挨拶に来てくださり、そして映画を楽しんでいただけて本当に嬉しいです。僕が出演しているシーンは楽しいシーンが多かったんですけど、この作品全体で言うと、生きるということに戦っているというか、生きていたら絶対ぶつかることがあったり不安に思うことがあったり、でも前を向いて進んでいかなければいけない、時間が過ぎていくっていう日々の中で強く生きようって思えるメッセージがすごく詰まっている作品になっていると思うんです。なので、前を向こうとする人の背中を押せるような作品になっていると、僕もこの作品を観て、頑張ろう、強く生きようって思ったので、皆さんにも前を向ける力になるようなものが届いていたら嬉しいなと思います。今日はよろしくお願いします。

MC:藤崎沙苗役を演じられました奈緒さんです。

奈緒:奈緒です。今日はありがとうございます。私はこの4人での撮影がすごく多かったので、1年という時間を通して四季を感じながら藤井監督のもとで、みんなと一緒に撮影をしていて。その1年を経て、今こうやって舞台挨拶に4人で立てているっていう、そして皆さんが映画を観て下さった後に、きっと今たくさんのことを感じてくださっている皆さんの前に立てている事が、こんなに幸せな事なんだなって、改めて映画をやっていてこんな幸せな瞬間に立ち会えるということにすごく今胸がいっぱいになっています。本当に今日はありがとうございます。

MC:最後に藤井道人監督です。

藤井:監督の藤井道人です。企画をいただいてからとてつもないプレッシャーと、重圧と戦い続けた期間だったと思うんですけど、素晴らしい俳優とスタッフに囲まれて、皆様一人一人のお力でこの映画が完成いたしました。今日はその報告を皆様の顔を見ながらできるので光栄です。観てくださってありがとうございました。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。