謎の卵の孵化を機に仲睦まじい家族の真の姿が浮き彫りに!北欧発のホラー『ハッチング―孵化―』4月公開!

2022年1月下旬に開催されたばかりのサンダンス映画祭のプレミア上映で世界を驚愕させた、『ぼくのエリ 200歳の少女』『ボーダー 二つの世界』に次ぐ北欧発の新たな傑作ホラー『HATCHING(英題)』が、邦題『ハッチング―孵化―』として4月15日より公開されることが決定した。併せて、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

本作は、サンダンスでのワールドプレミアを経て、2022年3月に本国フィンランドでの公開を控える注目の最新作。北欧フィンランドで暮らす、幸せな4人家族。だが、それは表向きの姿。長女ティンヤが見つけた謎の卵の孵化をきっかけに、恐ろしい事件が起こり、家族の真の姿が浮き彫りにされていく…。

主人公の少女ティンヤを演じるのは、1200人のオーディションから選ばれたシーリ・ソラリンナ。母親を喜ばせるために自分を抑制する、この年代特有の儚さやあやうさを、初演技ながら見事に演じきった。母親役はフィンランドで多くの作品に出演するソフィア・ヘイッキラ。理想の家族像を作り上げ、娘を所有物として扱う自己中心的な母親を熱演する。

監督は、多くの短編作品を世界の映画祭に出品して高い評価を受け、今回が長編デビュー作となる新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルム。北欧ならではの明るく洗練された一家の中に潜む恐怖を見事に切り取ってみせた。

予告編は、誰もがうらやむ幸せそうな家族の姿を自らのブログで紹介する誇らしげな母親(ソフィア・ヘイッキラ)の姿から始まるが、1羽の鳥が家にまぎれこみ、彼女の冷徹な一面が見えたところから雰囲気は一変する。森で拾った卵を自らの手で育てるティンヤ(シーリ・ソラリンナ)。卵は次第に大きくなり、やがて孵化する。卵から出てきた何かをきっかけに、美しいフィンランドの町を舞台に、様々な恐ろしい事件が繰り広げられていく。

ポスタービジュアルには、ソファを囲んで寄り添う仲睦まじい4人家族の姿が。だが、父親、母親、弟の顔は奇妙な仮面で覆われており、唯一顔をさらすティンヤは巨大で不思議な卵を抱えるという、印象的でありながら不穏さも感じさせるビジュアルに仕上がった。

『ハッチング―孵化―』
2022年4月15日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督:ハンナ・ベルイホルム
出演:シーリ・ソラリンナ ソフィア・ヘイッキラ ヤニ・ヴォラネン レイノ・ノルディン
配給:ギャガ

【ストーリー】 北欧フィンランド。12歳の少女ティンヤ(シーリ・ソラリンナ)は、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親(ソフィア・ヘイッキラ)を喜ばすために全てを我慢し自分を抑え、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。家族に秘密にしながら、その卵を自分のベッドで温めるティンヤ。やがて卵は大きくなりはじめ、遂には孵化する。卵から生まれた“それ”は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく。

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