本広克行監督、押井守監督、小中和哉監督、上田慎一郎監督が参加する映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」が発足され、そのレーベル第1弾作品として本広克行監督、小川紗良主演による映画『ビューティフル ドリーマー』が、11月6日より公開される。このほど、本作の予告編と新場面写真がお披露目となり、併せて、キャストの小川紗良と瀧川英次よりコメントが寄せられた。
本作は、映画レーベル「シネマラボ」の第1弾作品。映画を撮ったことのない先勝美術大学映画研究会の部員たちは、映研に伝わる“いわくつきの台本”の映画化に挑むが、「これは撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる台本」という言葉通りに、部員たちは次々に予期せぬ困難やトラブルに見舞われる。果たして彼らは無事にクランクアップできるのか!?
▲劇中劇『夢みる人』の主役とヒロイン、カーチャ&アタリベツ 2ショット
▲撮影直前のヘアメイクシーン
▲ナレーション録音シーン
▲61式戦車撮影シーン
▲先勝美術大学映画研究会の撮影シーン
■小川紗良(サラ役) コメント
Q:予告編を観ての感想。
部室で見つけたいわくつきの台本を、映画として完成させようとする映画研究会。そんな私たちの物語そのものがいわくつきとも思えるような、ハラハラする予告編ができました。見る人によって、純粋に愉快な青春映画に見えたり、ドキュメンタリー性の高い生々しい映画に見えたり、はたまたとんでもない挑戦を試みている映画に見えたり、様々だと思います。果たしてこの映画はいい夢を見れるのでしょうか。2020年秋、波乱の幕開けです。
■瀧川英次(タキガワ エイジ役) コメント
2019年の春あたりの出来事です。“本広監督が俳優による自由な即興演技で映画を作るらしい”という噂を聞きました。また無茶なことを…と思っていたら僕にオファーが来ました。本当に台本はありませんでした。そのまま特に何も準備することなく現場に行き、シーンの設定だけ伝えられた状態で撮影が始まりました。まるでキツネにつままれたような感覚のまま撮影が終了。「これは一体、どんな映画になるんだろう…」と不安しかありませんでした。現場にいた全員がそう思ったはずです。そして、そんな映画が無事に完成したようです。一年前とは思えない、自由な空気に満ちている映画に仕上がっていました。重苦しい日々を生きている僕らを救ってくれる映画だと思います。ぜひ、劇場に足を運んでください。お待ちしております。
『ビューティフルドリーマー』
11月6日(金)より、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開
監督:本広克行
原案:押井守「夢みる人」
脚本:守口悠介
出演:小川紗良 藤谷理子 神尾楓珠 内田倭史 ヒロシエリ 森田甘路 伊織もえ かざり 斎藤工 秋元才加 池田純矢 飯島寛騎 福田愛依 本保佳音 瀧川英次 齋藤潤 田部文珠香 升毅
配給:エイベックス・ピクチャーズ
【ストーリー】 翌日にせまった文化祭の準備に追われ、先勝美術大学の校内は、学生たちの熱気と喧騒に包まれていた。 そんな中、例年通り文化祭で展示も発表もしない映画研究会の部室だけは、いつもと同じように、まったりとし た時間が流れていた。しかしその朝「部室の片隅に何かある」という不思議な夢を見たサラ(小川紗良)は、本当に古い段ボール箱を見つけてしまった!その中には古い脚本と演出ノート、1本の16mmフィルムが入っていた。そのタイトルは『夢みる人』。さっそく映写してみるが、なぜかその映画は未完のままだった。そこにふらりと表れたOBのタクミ先輩(斎藤工)は、彼らに「これは撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる、OB達の間ではいわくつきの映画だ」と告げる。しかしこの映画にすっかり魅せられたサラは「これ、私たちでやってみない?」と部員たちに猛アピール。監督はサラが担い、プロデューサーはリコ(藤谷理子)、撮影はカミオ(神尾楓珠)、 録音にウチダ(内田倭史)、衣裳とメイクはシエリ(ヒロシエリ)、助監督とその他雑用をモリタ(森田甘路)が担当し、一致団結してはじめての映画制作への挑戦が始まるが、部員たちは次々に予期せぬ困難やトラブルに見舞われる。やがて、資金は底をつき、準備していたクラウドファンディングも大失敗。この脚本は本当に呪われているのか?この終わりなきトラブルに出口はあるのか!?
©︎2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会