田中裕子が濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎と一緒にダンス!歌唱シーンも!『おらおらでひとりいぐも』予告編&11月公開!

芥川賞と文藝賞をダブル受賞した若竹千佐子のベストセラー小説を、田中裕子が15年ぶりとなる主演をし、蒼井優が共演する、沖田修一監督作『おらおらでひとりいぐも』の公開日が11月6日に決定した。併せて、予告編がお披露目となった。

本作は、晩年の“普通”の女性が描かれることで“普通”の人が勇気づけられる物語。主人公は75歳の“桃子さん”。 突然夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに…。しかし、毎日本を読みあさり46億年の歴史に関するノートを作るうちに、万事に対してその意味を探求するようになる。すると、桃子さんの“心の声=寂しさたち”が音楽に乗せて、内から外へと沸き上がってきた。その日から桃子さんの生活は賑やかな毎日へと変わっていく。

予告編は、ひとり退屈な毎日がずっと続くと思っていた桃子さん(田中裕子)が、「どうすっぺこの先…」と突然夫に先立たれ嘆くシーンから始まる。そして彼女の前に突然、桃子さんと同じ服装の3人組が現れる。「おらだばおめだ」と東北弁を話す彼らは、桃子さんの心の声を具現化した “寂しさ”たち。そこから、75歳で新しい世界を見つけた桃子さんのちょっと変わったひとり暮らしが始まる。沖田監督が初めて作詞に挑戦し、ハナレグミが深く温かい声で歌う楽曲「賑やかな日々」が流れる中、お茶をすすり、病院や図書館に行き、一人でごはんを食べる桃子さん。そんな日常に突如溢れだすのは、若かりし日の思い出とユニークで軽やかな桃子さんの時間。子どもも巣立ち、これから夫婦でまた暮らそうという時に逝ってしまった最愛の夫・周造(東出昌大)に対する想いを吐露する桃子さんの歌唱シーンは必見だ。『おらおらでひとりいぐも』は「私は私らしく一人で生きていく」という意味。桃子さんが伝える、“私らしい生き方”とは?新しい日常を生きる今、不安や寂しさを受け入れて、力強く歩みを進める桃子さんの姿が優しく響く。

『おらおらでひとりいぐも』
11月6日(金) 全国公開
監督・脚本:沖田修一
原作:若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」
音楽:鈴木正人
主題歌:ハナレグミ「賑やかな日々」
出演:田中裕子 蒼井優 東出昌大 濱田岳 青木崇高 宮藤官九郎 田畑智子 黒田大輔 山中崇 岡山天音 三浦透子 六角精児 大方斐紗子 鷲尾真知子
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 1964年、日本中に響き渡るファンファーレに押し出されるように故郷を飛び出し、上京した桃子さん(田中裕子)。あれから55年。結婚し子供を育て、夫と二人の平穏な日常になると思っていた矢先…突然夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに。図書館で本を借り、病院へ行き、46億年の歴史ノートを作る毎日。しかし、ある時、桃子さんの“心の声=寂しさたち”が、音楽に乗せて内から外から湧き上がってきた。孤独の先で新しい世界を見つけた桃子さんの、ささやかで壮大な一年の物語。

© 2020「おらおらでひとりいぐも」製作委員会