手紙の“代読&代筆”から始まる、独居老人とブラジル娘の交流『ぶあいそうな手紙』ポスタービジュアル

ブラジル・サンパウロ国際映画祭で批評家賞、ウルグアイ・プンタデルエステ国際映画祭で観客賞&最優秀男優賞を受賞し、伝統あるハバナ映画祭、リオデジャネイロ映画祭にも特別招待されたブラジル映画『ぶあいそうな手紙』が、7月に公開される。このほど、本作のポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、ラテンアメリカの各映画祭で批評家の大絶賛と観客の大喝采を呼んだ話題作。舞台はブラジル南部。頑固で融通がきかず、本が好きでうんちく好きな、独居老人78歳のエルネスト。老境を迎え、視力をほとんど失ってしまった。もうこのまま人生は終わるだけ、そう思っていたある日、友人の妻より一通の手紙が届く。よく目が見えず手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼む。手紙の代読と返事の代筆を通して、エルネストの部屋にビアが出入りするようになるが…。

脚本を手掛けたのは、繊細な演出も素晴らしい監督のアナ・ルイーザ・アゼヴェードと、そのパートナーであるジョルジ・フルタード。ラテンアメリカ映画史に残るキューバの名作『苺とチョコレート』(1993)の原作者セネル・パスが脚本に協力したことも大きな話題になった。主人公エルネストには、東京国際映画祭グランプリで日本公開されたウルグアイ映画『ウィスキー』(2004)に主演した名優ホルヘ・ボラーニが扮する。そしてブラジル音楽のレジェンド、カエターノ・ヴェローゾがアルバム「粋な男」に収録した名曲「ドレス一枚と愛ひとつ」が、二人の物語を彩る。

ポスタービジュアルでは、エルネスト(ホルヘ・ボラーニ)に手紙を読むビア(ガブリエラ・ポエステル)の姿をメインに、ウルグアイ人らしくマテ茶を手にしたエルネストの味わいある仏頂面(?)がフィーチャーされている。

『ぶあいそうな手紙』
7月 シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:アナ・ルイーザ・アゼヴェード
脚本:ジョルジ・フルタード
脚本協力:セネル・パス
出演:ホルヘ・ボラーニ ガブリエラ・ポエステル ホルヘ・デリア ジュリオ・アンドラーヂ
配給:ムヴィオラ

【ストーリー】 舞台はブラジル南部、ポルトアレグレの街。エルネスト(ホルヘ・ボラーニ)は78歳の独居老人。隣国ウルグアイからやって来て46年。頑固で融通がきかず、本が好きでうんちく好き。老境を迎え、視力をほとんど失ってしまった。もうこのまま人生は終わるだけ。そう思っていたある日、一通の手紙が届く。差出人はウルグアイ時代の友人の妻。よく目が見えず手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビア(ガブリエラ・ポエステル)に手紙を読んでくれるように頼む。手紙の代読と返事の代筆を通して、一人暮らしのエルネストの部屋にビアが出入りするようになるが…。