累計発行部数50万部突破を誇り映画化も決定したミステリー小説「罪の声」の著者である塩田武士が、大泉洋を主人公として当て書きし、表紙モデルにも起用したベストセラー小説を、主演に大泉洋、共演に松岡茉優、佐藤浩市を迎え、吉田大八監督が映画化する『騙し絵の牙』が、6月19日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
大手出版社「薫風社」(くんぷうしゃ)で創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松が進める大改革により、雑誌は次々と廃刊のピンチに陥り、会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も窮地に立たされる。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野を巻き込んだ、速水の生き残りを懸けた“大逆転”の奇策とは?
予告編では、廃刊危機の迫った雑誌「トリニティ」の編集長・速水(大泉洋)が、雑誌存続のために「才能を集めれば、まだまだ雑誌だって戦えるんだから!」や、企画について「面白ければ、目玉は何個あったっていいんだ!」と編集部員たちに熱弁をふるう姿が映し出され、出版社の危機に社員一丸となって立ち向かう…かと思いきや、『騙し絵の牙』鑑賞者アンケート(調査機関2020年2月25日、27日松竹調べ)にて、騙された回数平均9.4回、騙される率平均97%と、誰もが予想できない逆転連発の展開で高い満足度を獲得した本編同様に、映像後半は一気に予想もつかない展開へ。「危機を乗り越えた彼らには想像を超える感動が…いや!この笑顔を信じてはいけない!」というナレーションから場面は転換し、リリー・フランキー演じる謎の男の「結局、“この人”の仕掛けにハマった」という一言を皮切りに、「こんなやり方許せません!」と意見する伝統的文芸誌「小説薫風」編集長・江波(木村佳乃)、「戦争だな!」と出版社の危機に直面する文学界の超大御所小説家・二階堂(國村隼)、「タヌキ黙らせろよ!」と語気を強める専務・東松(佐藤浩市)など、バラエティに富んだクセモノたちの壮絶な騙し合いバトルが幕を開ける。そして、陰謀渦巻く壮絶な騙し合いに、「人を騙して、そんなに楽しいですか?」と怒りを露わにする高野(松岡茉優)に対し、「めちゃくちゃ面白いです!」と自信に満ちた表情で不敵な笑みを浮かべた速水が言い放つシーンで映像は締めくくられる。
『騙し絵の牙』
6月19日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:吉田大八
原作:塩田武士「騙し絵の牙」
脚本:楠野一郎
出演:大泉洋 松岡茉優 宮沢氷魚 池田エライザ 斎藤工 中村倫也 坪倉由幸 和田聰宏 石橋けい 森優作 後藤剛範 中野英樹 赤間麻里子 山本學 佐野史郎 リリー・フランキー 塚本晋也 國村隼 木村佳乃 小林聡美 佐藤浩市
配給:松竹
【ストーリー】 大手出版社「薫風社」に激震が走る。かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる…。が、この一見頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡茉優)を巻き込んだ速水の生き残りを懸けた“大逆転”の奇策とは!?
©2020「騙し絵の牙」製作委員会