ロイヤル・バレエにおいては400回以上も上演された20世紀バレエの最高傑作を、英国ロイヤル・バレエ団により初めて映画化する『ロミオとジュリエット』が、3月6日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
1965年にコヴェント・ガーデンで初演されたマクミランの『ロミオとジュリエット』は、実に40分間も拍手が鳴りやまず、43回ものカーテンコールが行われるという大成功を収めた。ロイヤル・バレエにおいては400回以上も上演され、20世紀バレエの最高傑作と言っても過言ではない。そんな、短い生を情熱的に駆け抜けたロミオとジュリエットの物語が、セルゲイ・プロコフィエフの名曲に乗せ、現代的でスピーディな演出と劇場用映画ならではのカメラワークにより、さらにドラマティックな形で表現された。
誰もが一度は耳にしたことのある「モンタギュー家とキャピュレット家」の曲に合わせて始まる予告編には、代々一家が敵対しているモンタギュー家のロミオとキュピュレット家のジュリエットが出逢い、瞬く間に恋に落ち、溺れていく姿が描かれる。台詞のないバレエ映画として、ホームであるコヴェント・ガーデンにあるロイヤル・オペラ・ハウスを飛び出して、16世紀のヴェローナの街を再現したロケーションと精巧なセットで撮影された本作。本映像では、ステージを飛び出し生き生きと舞う姿と、劇場映画ならではのカメラワークで、通常のステージでは成し得なかったであろう、短い生を情熱的に駆け抜けた二人の物語がうかがえる。
『ロミオとジュリエット』
3月6日(金)より、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督:マイケル・ナン
振付:ケネス・マクミラン
出演:フランチェスカ・ヘイワード ウィリアム・ブレイスウェル マシュー・ボール マルセリ-ノ・サンベ ジェームズ・ヘイ トーマス・モック クリストファー・サウンダース クリステン・マクナリ- ベネット・ガートサイド 金子扶生
配給:東宝東和
©Bradley Waller