【全文掲載】間宮祥太朗は“感情が顔に出ない彼”!?桜井日奈子「素でふざけられると冗談なのか冗談じゃないのか…」

重版10刷を突破した、新世代のSNS漫画家・世紀末による人気同名4コマ漫画を、間宮祥太朗、桜井日奈子のダブル主演で実写化する映画『殺さない彼と死なない彼女』が、11月15日より公開される。このほど、10月17日に新宿バルト9にて完成披露上映会舞台挨拶が行われ、キャストの間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、金子大地、中尾暢樹、小林啓一監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:お待たせしました。早速ゲストの皆様にご登場していただきましょう。映画『殺さない彼と死なない彼女』キャスト、スタッフの皆様です。どうぞ大きな拍手でお迎えください。間宮祥太朗さん、桜井日奈子さん、恒松祐里さん、堀田真由さん、箭内夢菜さん、ゆうたろうさん、金子大地さん、中尾暢樹さん、そして小林啓一監督です。よろしくお願いいたします。早速ですが、まずは皆様からご挨拶をいただきたいと思います。本日はペアごとにご紹介させていただきます。初めに、小坂れい役の間宮祥太朗さん、鹿野なな役の桜井日奈子さんです。

間宮:こんばんは、間宮祥太朗です。一個気になるのが、(観客の応援グッズを指し)それ、“宮間”になってますね、こっちから見ると。すいません、訂正ありがとうございます(笑)。『殺さない彼と死なない彼女』完成披露ということで、“殺さない彼”なのに殺しそうなスーツで来ました(笑)。みんな(衣装を)青で統一するっていうのを聞いて、僕のスタイリストが、ちょっと紫っぽいスーツだなぁと思ったんですけど、みんなかわいい青でちょっとお恥ずかしいですね。今日一日取材を受けていて、いろいろしゃべりながら…今、ペアごとにって言いましたけど、僕は二人っていう人間関係の最小の数の話だと思っていて、数っていうのに敏感になりがちな世の中で、二人、二人というのは自分にとっては一人の存在がどれだけ大きいかということが映画から伝わればいいなぁと思います。皆さんと共演という意味では、この映画ではご一緒してないので、今日、皆さんのことを知っていこうと思っています(笑)。よろしくお願いします!

MC:ありがとうございます。桜井さん、お願いいたします。

桜井:鹿野ななを演じました、桜井日奈子です。全然関係ないんですけど、昨日、私ここで…あの…何だっけ?緊張でパッと飛んでしまいました。

恒松:『ジョーカー』?

間宮:映画を観たの?

桜井:そう!『ジョーカー』です!『ジョーカー』を観たんです、というそれだけの話なんですけど(笑)。

間宮:あのめちゃめちゃ殺しそうな彼ね!

桜井:そうです、そうです(笑)。殺してましたね、彼。こうやってキャストが全員揃うのも実は今日が初めてだったり。撮影もほぼ間宮さんと二人だったので、皆さんのことを全然知らないままなので、皆さんのことを知れたらなと思います。今日は足元の悪い中、来てくださってありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。続きまして、地味子役の恒松祐里さん、きゃぴ子役の堀田真由さんです。

恒松&堀田:よろしくお願いしまーす。

堀田:なんかコンビみたいだね(笑)。

恒松:地味子役を演じさせていただきました、恒松祐里と申します。名前の通り、地味な女の子の役です。眼鏡をかけていて前髪がちょっと長めで、クラスにいてもあまり目立たないような女の子なんですけど、唯一彼女が誇れることは、きゃぴ子という親友がいるという、心のあたたかい女の子で、口数は少ないけど誰よりも周りにいる人を大切にできるような女の子でした。私も普段眼鏡をかけていて、今回久々に眼鏡の役がきて、落ち着きながらお芝居することができたなぁと思っております。この作品は本当に愛に溢れた作品です。最近、愛がどんなものかわからないなぁとか、彼氏とか彼女ができて愛に気づき始めてきたなぁという、そんな方に観ていただけたら少しヒントになるんじゃないかなぁと思います。今日は楽しみにしていてください!短い時間ですがよろしくお願いします。

MC:堀田さん、お願いいたします。

堀田:皆さん、こんにちは。堀田真由です。たくさんある作品の中からこの作品を選んで観に来てくださって、本当にありがとうございます。4コマの漫画から実写化されるってなかなかないことだと思っていて、そんな新しいことに挑戦させていただけたことも個人的に嬉しかったですし、“全人類に愛されたい”というすごいキャッチコピーがある女の子を初めて演じさせてもらったので、登場人物たちの小さくも大きな叫びを皆さんに受け取ってもらえたらなと思います。今日はよろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。続きまして、撫子役の箭内夢菜さん、八千代役のゆうたろうさんです。

箭内:撫子役を演じさせていただきました、箭内夢菜です。今日は雨の中…雨、降ってましたよね?

ゆうたろう:降ってた!

箭内:たくさん来ていただいてありがとうございます。すごく緊張しています(笑)。撫子は特徴の一つとして、八千代くんが心から大好きで、「好き」と言うのが日常になっている女の子なんですけど、この作品は撮影中もあたたかい現場で、一つ一つ丁寧に、ワンシーンごとに撮っていく現場だったので、とても居心地がよかったです。考えることもたくさんあったんですけど、優しい言葉をたくさんかけていただいて、本当に楽しい現場でした。日常でうまく言葉にできない方とか不安に思っている方がいたら、ぜひこの作品を観て、心に響くものを感じていただけたらなと思います。今日はよろしくお願いします。

ゆうたろう:宮定八千代役を演じさせていただきました、ゆうたろうと申します。今回、すごい倍率だったと聞いて、お足元の悪い中、たくさんの方に集まっていただいてすごく嬉しく思っています。ありがとうございます。八千代くんは、さっき夢菜さんが言ってくれたんですけど、毎日「好き」「好き」と初日から何十回、何百回と言われ、ぶった斬る役なので心苦しくはあったんですが、僕は二人の原作の空気感が大好きで、ツンデレな八千代くんと、どんなにバサバサ斬られてもずっとピュアなまっすぐな目をして愛を伝えてくれる撫子ちゃんが大好きで、好きだったからこそ自分が演じるのが不安やプレッシャーがあったんですけど、全部のシーンを1回で撮るのが多くて、ワンテイク、ワンテイク、丁寧に丁寧にみんなで作り上げる現場でした。1回の奇跡をみんなで目指していく志の高さが心地よくて、この作品はワンシーンの奇跡の2時間の映画になっているので、先に観させていただいたんですけど、奇跡がたくさん詰まっている映画だなと思っています。今、息苦しい世の中だと思うんですけど、学生だったり、仕事だったり、人間関係でもがき苦しんでいたりとか、息苦しくもあったりするんですけど、この作品を観たらちょっとでも救われる台詞だったりシーンがありますので、ぜひそのメッセージ性を全力で受け取っていただけたら嬉しいと思います。少しですが楽しんでください。よろしくお願いします!

MC:ありがとうございます。続きまして、イケメンくん役の金子大地さん、サイコキラーくん役の中尾暢樹さんです。

金子:ペアなんですね!ここ。

MC:同じところに出ているわけではないんですけれども、今回くくらせていただきました(笑)。金子さんからお願いいたします。

金子:こんにちはー、金子大地です!今日は来てくださってありがとうございます。やっぱり慣れないですね。緊張します。小林組は2回目で、妥協のない監督で、演じていてすごく楽しかったです。今日はそんな作品を観ていただけることがすごく嬉しいです。楽しんでいってください。ありがとうございます。

MC:中尾さん、お願いいたします。

中尾:サイコキラーくん役の中尾暢樹です。マジでペアいないんですよ!ペアいないし、撮影もそんなになくて、打ち上げにも行けなかったので、ドッキドッキしてて。間宮くんにさっき会ったんですけど、笑顔で「おはよう」って言ってくれただけですごい安心したんですよ!はい(笑)。

間宮:はい(笑)。僕は一緒ですもんね!

中尾:一緒です!その時もサイコキラーくん役なんですけど、間宮くん、怖ぇし!みたいな感じで…(間宮に対して)そんな睨まないでくださいよ(笑)。

間宮:睨んでないですよ!睨んでないんですけどね!

中尾:撮影も今ゆうたろうが言ったみたいに、ワンシーンで奇跡的なカットを撮ってるんですね。やることも多いし制約がある中で完璧を目指していたので、その奇跡の中で起きた撮影だなと思ってます。

ゆうたろう:同じこと言ってる…。

中尾:ごめんね!(笑)。これから観るんですよね。ほんとにこれ、すごいことですよ、この映画。こんな映画観たことないし…。

小林:すごいハードルあげますね(笑)。

中尾:すごいですよ!本当にいい映画だなぁと思って、早くみんなに観てもらいたい気持ちでいっぱいです。

MC:ありがとうございます。そして、本作を手掛けられました小林啓一監督です。

小林:監督の小林啓一です。今日は皆さん、ありがとうございました。みんないいことを言ってくれていたので、もう充分かなと思っています(笑)。これからですよね。ちゃんと観て帰ってくださいね!終わった瞬間に帰らないでくださいね、ということで(笑)。

間宮:ということで?(笑)。

小林:間宮くん、いちいち見すぎだから、俺のこと!

間宮:いやいや!どんな顔で舞台に立っていらっしゃるのかなぁって!

小林:やめて、ほんとに(笑)。今日、中尾くん、すごい「星の王子さま」みたいで。

中尾:サイコキラーくんをイメージしたんですけどね!違いましたね?

小林:(星の)王子さまっぽいよね。

中尾:ほんとですか?ありがとうございます。