【全文掲載】間宮祥太朗は“感情が顔に出ない彼”!?桜井日奈子「素でふざけられると冗談なのか冗談じゃないのか…」

MC:コメントが(笑)。どんどんいきたい思います!箭内さん、いきましょうか。

箭内:私は「選べない彼女」です。すごい優柔不断なんですね。最近は2択、イェスかノーだったら早めに選べるようになったんですけど、前はイェスかノーですら迷っちゃって。もし「はい」って言ったとして、その後のことをずっと考えたり…本当に面倒くさいんですよ。自分でも面倒くさいと思うのにすごい悩んじゃうから「選べない彼女」です。服を選ぶにしても、食べ物を選ぶにしても、全部悩んじゃいます。だからマネージャーさんとか迷惑かけてるなぁと(笑)。一緒に買い物に行った時もお友達とか、大人の方だったら余計になんですけど、「どうしよ、どうしよ、どうしよ…」ってずっと悩んでます。

MC:桜井さん、何か言いたそうでしたけれども。

桜井:すごく気持ちがわかるなぁと思って。私も優柔不断なので。結局、2択で迷って選んだとして必ず後悔するので。

間宮:そうかな?必ず後悔する?(笑)。

箭内:桜井さんの捨てられないっていうのもわかります。

桜井:「やっぱりあっちにしとけばよかったなぁ!」みたいになるから…なるかな?ならない?

箭内:なります、なります!いい時もあるんですけどね!

桜井:はい。いい時もあります!

MC:(中尾に対して)「カフェか!」って言いたくなりますか?

中尾:大丈夫です!抑えました(笑)。

MC:女性の皆さんは頷きたくなっちゃうんじゃないかなと。

箭内:パッと決められる方がうらやましいです。

MC:ありがとうございます。ゆうたろうさんは?

ゆうたろう:僕は「かわいくない彼」。

中尾:かわいいだろ!

間宮:またまた!これやってんなぁ!

ゆうたろう:違う、違う!話を聞いて!

間宮:これはやってんなぁ!かわいいだろ!

ゆうたろう:話を聞いてください!僕、この業界に入った素人の頃なんですけど、ピンクの服にメイクしてたというのもあって、チークとかしてて丸眼鏡で、頭(髪)もフワフワしてて、そのイメージがずっとついてるんですよ。番組に出させていただいた時もピンクの服で髪の毛もクルクルで、「綿菓子持ってください」って言われるんですよ。僕、お菓子嫌いで。原宿の虹色の綿あめ、あるじゃないですか。あれをよく「持ってください」「虹色のペロペロキャンディー持ってください」みたいな。あれ、誰が食べるんですか!?ってぐらい甘い物が苦手で。体がちっちゃいから「もっとナヨナヨしてるのかな」「りゅうちぇるくんみたいなのかな」ってイメージが先走りして思われがちなんです。今日も取材をしていて夢菜ちゃんにも言われたんですけど、最初「ゆうたろうさん、もっとかわいい方だと思ってました」って言われて。

箭内:女の子役だと思ってたんですよ。会ったら「え?すごいしっかりしてる!」みたいな。

ゆうたろう:意外とローなトーンで声も低いし、わりと淡々と喋るし、それこそ感情が表に出ないタイプなので。

箭内:なで肩ですもんね。

ゆうたろう:関係ある!?(笑)。

箭内:会った時「すごいなで肩だ!」って思っちゃって(笑)。

ゆうたろう:そういうイメージが先走りして、明るい服とか着てると思われがちなんですけど、全然かわいくなくて。

中尾:これ、私服でしょ?

観客:えぇ~!

ゆうたろう:私服なんですけど…。

中尾:かわいいじゃん!

ゆうたろう:ありがとうございます。服はかわいいって言ってください!すごく嬉しいので。食べるのも大好きで、もう一個書くのを迷ったのが「残せない彼」っていうので、ご飯を食べるのが大好きなんですよ。体がちっこいので「マシュマロとか食べます?」「違うご飯食べます?」とか心配されるんですけど、今日もちゃんとこの10分前におにぎり2個食べたし、お菓子もずっと食べて…あ、お菓子好きだった!(笑)。

恒松:食べてるやないかい!(笑)。

ゆうたろう:あったら食べちゃうんですよ。現場ってお菓子があったりとかお弁当をいただいたりするじゃないですか。残せなくて全部食べちゃうんですよ。イメージ通りじゃないんですよっていうのをここに宣言したい!というのをみんなの前で言いたかったです!

MC:マスコミの皆さんもここでイメージを覆して、ということで、よろしくお願いします。

ゆうたろう:お願いします!

MC:それでは、金子さん。いかがでしょうか?

金子:「起きられない彼」…。ほんとに起きれないんですよ。

恒松:そういえば、一緒のオーディションの時、寝坊してきた!

金子:うるさい!!

(会場爆笑)

恒松:そうだよね!?走って来てた!パジャマで!(笑)。

ゆうたろう:ちなみに集合何時だったの?

恒松:何時だったっけ?11時とか?

金子:そうだった!?

恒松:10時とかにしとく?

金子:今は…めちゃくちゃ目覚ましかけて寝るようにしてます!

MC:今のところはお仕事には差し支えなく頑張れていますか?

金子:もちろんです!

間宮:まだ寝てます!?

金子:めっちゃ起きてます!!

MC:ありがとうございます(笑)。さぁ、お待たせしました。中尾さん。

中尾:「気にしない彼」ですね。

MC:ちょっと待ってください。「気にしないない彼」になっちゃってますよ。

中尾:それでも気にしないです(笑)。あんまり怒ることがない。例えば、電車に乗ってて異臭がすごい人がいるとしても、僕の中で何か言い訳を探すんですよね。この人は朝4時から深夜2時まで(起きていて)、寝る時間がなくてそれが3日連続続いてるんだろうなぁ、みたいなことを考えて、僕の中でポジティブに変換できるんですよ。

MC:みんな「あぁ~」ってなってますよ。

中尾:「ネガティブじゃない彼」です。

ゆうたろう:変えた?(笑)。

MC:全部変えていける。受け入れられる感じで。

中尾:ポジティブですね。シンプルに。

MC:間宮さん、いかがですか?

間宮:素晴らしいことだと思います。今この会場に異臭がする人がいても気にしないということですね?

中尾:気にしない。今日が楽しみで寝れなかったんだろうなぁと。

(会場爆笑)

MC:皆さん、それぞれバラエティ豊かでしたけれども、監督も一言で締めていただいていいですか?

小林:あ、おもしろかったです(笑)。

(会場爆笑)

恒松:小学生か!(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。皆さん、素敵な楽しい回答をありがとうございました!それでは、お時間になって参りました。最後に、皆さんを代表しまして主演のお二人からメッセージを一言ずついただければと思います。まずは桜井さん、お願いいたします。

桜井:短い時間でしたが、ありがとうございました。ポスターのコピーにもあるように「君の隣で、世界は変わる。」という、自分の心が許せる人が一人いればいいなって私は思っています。先ほど間宮さんがおっしゃったように、数じゃないんだよという、一人いれば大丈夫なんだよというメッセージ性がある映画になっています。今日はちょっと寒いですが、幸せであたたかい気持ちに包まれて帰っていただきたいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

MC:それでは、最後に間宮さん、お願いいたします。

間宮:皆さん、これから観ていただけるということで…僕、今回お話をいただいた時に、Twitterで話題の泣ける4コマという、“泣ける”って引っかかるんですよね。先に泣けるって言われるとなんか構えてしまう自分がいて、その構えた状態で世紀末さんの原作を読んだんですけど、全く泣かせようとか感動させようといういやらしさを感じない、優しくてありのままで、世紀末さんも人を見る視点だったり自分を見る視点がそうなんでしょうけど、それを小林監督が脚本に起こし、映画をこのメンバーで撮りました。僕も観た時に最初に思ったのがきれいな映画だなと思いまして、今回、照明部がいない中、監督が自然光を、ずっと日光の具合を見ながら撮った美しいカットの数々と、長回しなので、カットでつまんでもらえるわけでもない、ありのままの芝居をこのメンバーがしていて、その美しさを感じてもらえるなと思いつつ、泣けるんだろうなぁということをあまり思わせたくないので、そういうプレッシャーはかけたくないんですけど、かけたとしても泣かせようとする映画の匂いはしないと思うので、そこは安心して観ていただきたいです。あとは、“一人”、“一人”の“二人”という話なので、自分の中にそういう人が浮かぶといいなぁと思います。今はSNSのフォロワーの人数だとか、友達が何人いて並んだ写真をどうするとか、それも楽しいし素敵なことだけど、そうじゃないコミュニケーションをその“一人”と取れているのかということのほうがもっと重要な気がするので、そういうことを感じていただければ。押しつけがましくない映画だと思うので、公開よりも早く観ていただいて、もし心に残ったならばSNSとかで言っていただいたり、でも本当は、自分が大事だと思う人に口で伝えてください。そのほうが絶対にその人は観ます。よろしくお願いします。

MC:ありがとうございました。これにて舞台挨拶を終了させていただきます。監督、キャストの皆さんを拍手でお見送りください。ありがとうございました!

『殺さない彼と死なない彼女』
11月15日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:小林啓一
原作:世紀末「殺さない彼と死なない彼女」
音楽:奥華子
主題歌:奥華子「はなびら」
出演:間宮祥太朗 桜井日奈子 恒松祐里 堀田真由 箭内夢菜 ゆうたろう 金子大地 中尾暢樹 佐藤玲 佐津川愛美 森口瑤子
配給:KADOKAWA ポニーキャニオン

【ストーリー】 何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校三年の小坂れい(間宮祥太朗)。ある日、小坂は教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。虫の命を大切に扱う心優しい一面を持ちながら、ネガティブな言動で周囲から孤立し、リストカット常習者で“死にたがり”の鹿野に興味を抱く小坂。“ハチの埋葬”をきっかけに、二人は一緒にいることがあたりまえになっていくのだが…。

(C)2019映画「殺さない彼と死なない彼女」製作委員会

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