『最強のふたり』のフランソワ・クリュゼと、『画家と庭師とカンパーニュ』の名匠ジャン・ベッケル監督がタッグを組んで描く、フランス版“忠犬”物語『再会の夏』が、12月13日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。
1919年の第一次世界大戦後、フランスの美しい片田舎を舞台に、主人を待ち続ける一匹の犬と勲章にまつわる、戦争の傷とそれでも絶えることのない愛と信頼を描く本作。第一次世界大戦の英雄で武勲をあげたはずのジャック・モルラックが留置所に収監された。彼を軍法会議にかけるか否かを決めるため、パリからやって来た軍判事のランティエ少佐は、留置所の外で吠え続ける一匹の犬に関心を寄せる。そして、モルラックを調べるうちに、農婦にしてはあまりにも学識豊かな恋人ヴァランティーヌの存在が浮かびあがる。
予告編には、「歴史的な物語を通して、パーソナルなストーリーを語るのが好きだ」と話すジャン・ベッケル監督の言葉通り、第一次世界大戦という大きな歴史のうねりの中で翻弄される、二人の男と一人の女、そして一匹の犬の運命が描かれている。
『再会の夏』
12月13日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
監督・脚本:ジャン・ベッケル
撮影:イヴ・アンジェロ
出演:フランソワ・クリュゼ ニコラ・デュヴォシェル
配給:コムストック・グループ
【ストーリー】 1919年、夏の盛り。終戦後の平和が訪れたばかりのフランスの片田舎。第一次世界大戦の英雄で武勲をあげたはずのジャック・モルラック(ニコラ・デュヴォシェル)がひとけのない留置所に収監され、頑なに黙秘を続けている。この男を軍法会議にかけるか否かを決めるため、パリからやって来た軍判事のランティエ少佐(フランソワ・クリュゼ)は、留置所の外で吠え続ける一匹の犬に関心を寄せる。そして、モルラックを調べるうちに、農婦にしてはあまりにも学識豊かな恋人ヴァランティーヌの存在が浮かびあがり…。名もない犬が留置所から決して離れようとしないのは、忠誠心からなのか?判事の登場は、真実を解き明かし、傷ついた人々の心を溶かすのか?男と女は愛ゆえにすれ違ったという事実を認めることができるのか?
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