吉岡里帆、R15+作品での“攻めポイント”は「盲導犬との逃走シーン!」、高杉真宙はスケボーで「コケまくって…」

2011年に韓国で230万人を動員した大ヒット映画『ブラインド』を、日本で大胆に脚色した、吉岡里帆が主演、高杉真宙が共演を務めるサスペンス・スリラー『見えない目撃者』が、9月20日に公開初日を迎え、同日に丸の内TOEIにて行われた初日舞台挨拶に、キャストの吉岡里帆、高杉真宙、浅香航大、田口トモロヲ、森淳一監督が登壇した。

いよいよ初日を迎えた本作で、吉岡、高杉、森監督の3人は、キャンペーンで全国各地にて行われた舞台挨拶に参加。吉岡は「上映後に挨拶をした回もあって、皆さんが大きな拍手で迎えてくれて、作品のおもしろさが届いたんだなと嬉しかったです」、高杉も「やっぱり上映後は熱量や温かさがあって、皆さんに観てもらえて嬉しいなぁと思ったり、いい作品ができたんだなと実感しました」と手ごたえを感じたと語った。

また、ハワイ国際映画祭に本作が正式出品されることが決定。吉岡は「制作チーム一同がとにかく攻めて作り上げた映画なので、映画でしかできない表現を、海外の映画祭で観ていただいて、どんな反応が返ってくるのかすごく楽しみ」と期待を寄せていた。

R15+指定という“攻めた”演出で話題の本作で、イベントでは、キャストと監督が本作の“攻めポイント”と、撮影で苦労した“攻められポイント”を発表。視力を失った主人公・なつめを演じた吉岡は「盲導犬パルとの逃走シーン」が“攻めた”撮影だったとコメント。「パルが演じた盲導犬はひと味違う」と言い、「映画でこんなシーンあるのかなという、見たことがないような」シーンが出来上がり、「二人でなんとか息を合わせて撮った」と自信を見せた。

なつめと共に事件に立ち向かうスケボー少年役の高杉は「この映画に挑戦できたこと」自体が“攻めポイント”と答え、スケートボードに初挑戦したことについて、「先生に習いにいったんですけど、簡単そうに板の上に乗るんですよ。板の上に乗ることができないんですよね~。コケまくって、必死に練習しました」とその苦労を告白した。

撮影での“攻められポイント”について、吉岡は「容赦ない攻撃シーン。この一言に尽きる」とコメントし、「冒頭から皆さんとバディを組んで一緒に物語を進んでいくような撮り方にも感じたので、その恐怖感を感じてもらえると思う」と作品をアピール。さらに、「アクションシーンもあった」という過酷な撮影では、「自分は筋肉がそんなになかったので(笑)、筋肉をつけたほうがいいなと思ってジムに行ったりしていました」と明かしていた。

浅香は「寒さ」と一言で表現し、「撮影時期が真冬で、自分は寒さに弱いので(笑)」と苦笑い。「着こんで、カイロをいっぱい貼っていました」という浅香に対し、「特別なことはしてなかった」という吉岡は「白湯とかを飲んでいました。内側からスタイルです(笑)」と寒い中での撮影の裏話も披露していた。

『見えない目撃者』
9月20日(金)より全国公開中
監督:森淳一
脚本:藤井清美 森淳一
主題歌:みゆな「ユラレル」
出演:吉岡里帆 高杉真宙 大倉孝二 浅香航大 酒向芳 松大航也 國村隼 渡辺大知 栁俊太郎 松田美由紀 田口トモロヲ
配給:東映

【ストーリー】 警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ(吉岡里帆)。そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、弟の死を乗り越えることができずに3年経った今も失意の中にいた。そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇する。その事故現場で車中から聞こえた、助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると訴えるなつめ。視覚以外の感覚から感じ取った『目撃』情報を警察に提示するも、警察は目の見えないなつめを“目撃者”足り得ないと考え、捜査を打ち切ってしまう。それでも、少女を救いたいと考えるなつめは、事故現場で車に接触したスケボー少年・国崎春馬(高杉真宙)を探し出す。やがて、彼らの必死の捜査により女子高生失踪が関連づけられてゆくのだが、猟奇殺人鬼の魔の手は彼らにも迫ってくる…。

(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ (C)MoonWatcher and N.E.W.