劇中オリジナル楽曲「春と修羅」が先行配信!松岡茉優、松坂桃李ら“4人の天才”の名演を収めた特別映像『蜜蜂と遠雷』

第156回直木賞と2017年本屋大賞をダブル受賞するという史上初の快挙を成し遂げた恩田陸による傑作小説の実写化となる、松岡茉優主演、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士共演の映画『蜜蜂と遠雷』が、10月4日より公開される。このほど、劇中オリジナル楽曲「春と修羅」が8月28日より先行配信されることが決定し、併せて、“4人の天才”の名演を収めた特別映像がお披露目となった。

「春と修羅」は、劇中でコンテスタントたちの課題曲として登場する劇中オリジナル楽曲。原作でも印象的に描かれ、ソロのピアノ作品に“カデンツァ(即興演奏)”部分があり、今回先行配信される楽曲は、亜夜・明石・マサル・塵それぞれ全く異なる“カデンツァ”が収録され、クラシックファンはもちろんのこと、原作ファンも必聴のものとなっている。本楽曲は9月4日より発売となる本作のインスパイアード・アルバムに収録され、その発売を記念して先行配信される運びとなった。

作曲を担当した藤倉大は「春と修羅」について「僕はまず、小説の中で『春と修羅』に関する描写のある部分を全部取り出してみようと思いました。僕はこの映画で一番のキーは恩田さんの小説だ、と思ったし、僕の書く『春の修羅』は映画音楽ではなく、この作品では映画の重要キャラクターの一人だと思う」と楽曲の重要性を語っており、並々ならぬ想いで作曲したことを語っている。原作者の恩田陸は「春と修羅」を実際に耳にし、「作曲を手掛けた藤倉さんはすごくリサーチをして『小説の中からヒントをもらった』とおっしゃっていました。私の描いた通りに創ってくださっている」と手放しで絶賛した。

特別映像には、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)が「春と修羅」を演奏するシーンが収録。憂いを帯びた表情でピアノを鳴らし過去の自分を回想する亜夜、笑顔で演奏を楽しむ塵、精悍な顔つきでピアノと向き合う明石、自信に満ち溢れた表情で音を奏でるマサルなど、壇上で見せる凛とした姿を映し出している。

■「春と修羅」配信情報
8月28日(水)よりiTunes Storeほか主要音楽配信サイトにてトラック先行配信
先行配信楽曲:
・春と修羅(栄伝亜夜ヴァージョン) 演奏:河村尚子
・春と修羅(高島明石ヴァージョン) 演奏:福間洸太朗
・春と修羅(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール ヴァージョン) 演奏:金子三勇士
・春と修羅(風間塵ヴァージョン) 演奏:藤田真央

『蜜蜂と遠雷』
10月4日(金)全国公開
監督・脚本:石川慶
原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)
出演:松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン 鈴鹿央士 臼田あさ美 福島リラ 眞島秀和 片桐はいり 光石研 平田満 アンジェイ・ヒラ 斉藤由貴 鹿賀丈史 ブルゾンちえみ
配給:東宝

【ストーリー】 「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」というジンクスをもち、近年高い注目を浴びる芳ヶ江(よしがえ)国際ピアノコンクール。ピアノの天才達が集うこのコンクールの予選会に、若き4人のピアニストが現れる。7年前の突然の失踪から再起を目指す元・天才少女、英伝亜夜(松岡茉優)。“生活者の音楽”を掲げ、最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者、高島明石(松坂桃李)。人気実力を兼ね備えた優勝大本命、マサル(森崎ウィン)。今は亡き“ピアノの神”からの「推薦状」を持つ謎の少年、風間塵(鈴鹿央士)。熱い“戦い”を経て、互いに刺激し合い、葛藤し、成長を遂げ“覚醒”していく4人。その先に待ち受ける運命とは。

©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会