バツイチ同士の夫婦関係の崩壊を描くサスペンス 特殊メイクの鬼才・梅沢壮一監督作『積むさおり』11月公開!

主演に黒沢あすか、木村圭作を迎え、特殊メイクアーティストの梅沢壮一が監督を務める、結婚5年目を迎えたバツイチ同士の夫婦関係の崩壊を描くサスペンス映画『積むさおり』が、11月2日より公開されることが決定した。

結婚5年目を迎えたバツイチ同士の夫婦を主人公にした本作。ある日、妻が奇妙な穴をのぞいたことをきっかけに幸せな日々が一変。無神経な夫が発する生活音や笑い声など、些細な“音”が、妻にさまざまな影響を及ぼしていく。

妻さおりを演じるのは、園子温監督作『冷たい熱帯魚』やマーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』の実力派女優、黒沢あすか。夫・慶介役には『クライングフリーセックス』の木村圭作。監督は、特殊メイクアーティストとして数々の映画やTVに参加し、黒沢の夫でもある梅沢壮一が務める。本作は、8月30日よりアメリカ・サンディエゴで開催されるHORRIBLE IMAGININGS FILM FEST2019にノミネートされた。

▼キャスト&スタッフ コメント

■黒沢あすか(さおり役)
普通の女性を演じられることの愉しみを味わわせていただきました。圭作さんが演じられます旦那様はすこし自己愛強め(笑)さおりを思う気持ちに一点の曇りもないのは分かるのだけれど、どこか惜しい感じが否めません。結婚5年目バツイチ同士の慶介とさおり。ふたりの日常に“あるある”と思っていただけたら嬉しいです。

■木村圭作(慶介役)
今まで演じた役のなかで、この慶介という人間が一番自分自身に近いかもしれません。もちろん違う部分もあります。妻さおりを空気のような、居て当たり前の存在と感じ、役づくりせず瞬間瞬間を自分自身で生きてみようと挑みました。準備の段階では慶介が発する様々な音にもこだわりました。梅沢壮一監督と黒沢あすかさんと一緒にモノづくりが出来たことは自分の財産です。この作品に携わった全ての皆様に感謝。そして多くの方に届きますように。

■梅沢壮一監督
とても小さな話しです。昨日と何が変わったのか誰も気がつかないほどの些細なこと。でもその人にとっては、明日も日常と向き合うための大事な出来事だったりします。小さな気付きが嵐に変わってしまった自分の想いにどう向き合うのか。さおりの葛藤する脳内を楽しんでいただけたらと思います。

『積むさおり』
11月2日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
監督・脚本・編集:梅沢壮一
出演:黒沢あすか 木村圭作
配給:「積むさおり」製作委員会

【ストーリー】 間もなく結婚5周年を迎えるバツイチ同士の夫婦、さおり(黒沢あすか)と慶介(木村圭作)。ある日、さおりは犬の散歩中、積み枝の前に見たことのない穴を発見する。風が起こり、音が吸い込まれるような不可思議な体験をするさおり。それ以来耳鳴りが起こり、さらには夫の立てる些細な音にも敏感になってしまう。夫や仕事に不満を抱えることなく暮らしていた日々が一変、気づかぬうちに積み重なっていた鬱屈が頭をもたげ始める。軋み出す夫婦関係を守るために、さおりは何に向き合うのか。

©「積むさおり」製作委員会