KADOKAWAとハピネットの共同制作プロジェクト「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第2弾で、主演の高良健吾がベッドの下から女を監視する狂気の男を演じる『アンダー・ユア・ベッド』が、7月19日より公開される。このほど、2種類のポスタービジュアルがお披露目となり、入場者プレゼントとして、配布日を限定して、このデザインによるポストカードが配布されることが発表された。
▲ポスターI
▲ポスターII
家族や学校、誰の記憶にも残らず存在を無視されてきた孤独な男・三井直人が、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性との11年ぶりの再会を夢見て、女を追い始める。しかし、目の前に現れた彼女は学生時代の頃のような輝きを失い別人のように変わっていた。何故?彼女に一体何が起こっているのか。男は、女に取りつかれ監視するようになり、自宅に潜入しベッドの下に潜り込み、ベッド上の彼女を想いながら過ごす。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか。
ポスタービジュアルのデザインは、孤独で繊細な男が強い執着を持って“じーっと覗く”ことにフォーカスし、高良の顔の超どアップでインパクトを出せないかと考案を重ねた結果作成された。そのデザインが描かれた2種類のポストカードは、劇場鑑賞者特典として、上映映画館で配布日を限定して、1枚ずつプレゼントされる予定。配布日の詳細は、後日公式サイトにて発表される。
三井のモノローグでストーリーが進み、男の過去と現在が折り重なっていく本作。高良は本作について「特に思い入れが強い」と話しており、役作りでは「原作には忠実でいたいが、どうしても自分の特徴が入ってしまう。それをどう昇華させていくかが大変だった」とコメント。さらに、“好きな女性を覗く男”三井に対しては「純粋そのもの」と語っている。
『アンダー・ユア・ベッド』
7月19日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:安里麻里
原作:大石圭「アンダー・ユア・ベッド」(角川ホラー文庫刊)
出演:高良健吾 西川可奈子 安部賢一 三河悠冴 三宅亮輔
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 雨の日の無人のエレベーター。誰かの香水の香りが残っている。俺(高良健吾)は思い出す。この香り…、11年前、たった一度だけ名前を呼んでくれた佐々木千尋(西川可奈子)のことを。親からも学校のクラスメイトからも誰からも名前すら憶えられたことのないこの俺を「三井くん」と呼んでくれた時のこと。俺は人生で唯一幸せだったあの感覚にもう一度触れたいと思い、彼女を探し出すことにした。家庭を持った彼女の家の近所に引っ越し鑑賞魚店を開店し、自宅に侵入、監視、盗撮、盗聴、彼女の近くで全てを覗き見ていたいと思った。だが、俺の目に映ったのは、全く別人に変わり果てた姿だったのだが…。
©2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会