1970年代のアメリカで女性弁護士が史上初の“男女平等”裁判に挑んだ実話を、フェリシティ・ジョーンズ主演、アーミー・ハマー共演で映画化した『ビリーブ 未来への大逆転』が3月22日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。
貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、名門ハーバード法科大学院に入学し、夫マーティ(アーミー・ハマー)の協力のもと首席で卒業する。しかし、女性だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなく、ルースはやむなく大学教授になる。70年代になり、さらに男女平等の講義に力を入れ、それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。ルースは、その訴訟が歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出る。
アメリカでは、正義と平等のために闘うスーパーヒーロー的存在として敬愛されるルース。Tシャツやマグカップなど、彼女がデザインされたグッズが街中で売られるほどの人気ぶりだ。著名人より寄せられたコメントが掲載されたチラシには、ノルウェー・南アフリカ・スペインなど世界各国のミュージシャンのグッズデザインを担当するほか、さまざまなファッションブランドのイベントにイラストが起用されるなどジャンルを問わず幅広く活動中するイラストレーター・WALNUTによる、ポップでキュートなイラストで描かれたルースが登場している。
著名人 絶賛コメント
■ピーコ(ファッション評論家)
男女同権が当たり前と思っている現代。そんなに遠くない過去に、権利獲得の為に頑張った凄い女性が居たことを日本中の皆に観て欲しい!
■滝藤賢一(俳優)
100%負けるはずの裁判。ギンズバーグは躍動し、彼女を演じたF・ジョーンズの演技は、100%完璧で勝った。凛とした姿に120%惚れました!
■楠田枝里子(司会者・エッセイスト)
涙で、しばらく立ち上がれなかった。心から共鳴する、熱い感動の涙だ。この圧倒的な男性優位社会で、傷付き悩んでいる全ての女性たちに、この映画を見てもらいたい。
■上野千鶴子(社会学者)
この映画を見た人は、男女平等が勇気あるひとりひとりの女性の挑戦によって獲得されたものであることを、改めて確認するだろう。法は人間がつくる…ことを、忘れないようにしよう。
■菊間千乃(弁護士)
世の中は変えられる。ルールを変えていけばいい。なんとなく諦めるのはやめよう。自分も頑張ろうと思わせてくれる映画です。
■三浦瑠麗(国際政治学者)
努力し続けること。感情は豊かに、理性の言葉で相手を説得し、変えていくこと。娘に教えたいことが詰まっています。
■クリス-ウェブ 佳子(モデル・コラムニスト)
良妻賢母に縛られず、私たち女は女であることに自由でいたい。ただそれだけのことを、ルース判事無くしては私たちは望むこともできなかっただろう。
■北村道子(スタイリスト)
キャスティングが絶妙。後半の裁判シーンのギンズバーグが素晴らしい。ここに女性の地位が確立されたのだ。と知った。
■樋口毅宏(イクメン小説家)
「常識」と戦う。旧態依然とした社会に「NO」の声を上げる。世界を変えようとする意志だけが、この社会を少しずつ良くしていく。
■湯山玲子(著述家)
男は立てておいた方がおトク、という伝統的処世術の「効き」が崩壊し、理不尽と闘うことに目覚めたニッポン女性に勇気を与えてくれる。
■神山まりあ(モデル)
変わりゆく時代の中で、変わらないものは家族と信念なのだとギンズバーグ夫妻は教えてくれた。
■犬山紙子(エッセイスト)
女性である私が今仕事をしながら子育てできている。これは彼女のような人たちが頑張って勝ち取ってくれたものだ。残念ながらまだまだ性差別はある、断言してもいい。だから今度は私たちが頑張る番、そしてこの映画はその勇気を与えてくれる。
■山口真由(ニューヨーク州弁護士)
彼女の歩みは次に続くすべての女の子に新たな可能性を切り拓いた――「女らしさ」のステレオタイプと闘ったアメリカ法曹界の偉大な女性を、家族を愛する一人の人間としてより身近に感じられた。男ばかりのハーバードの教室で、発言を求めて手を高く上げる彼女の姿に、社会に出てから少しずつ曲がってきた私の背筋がピンと伸びる思いがした。
■山崎まどか(コラムニスト)
最初のシーンからラストまで、ルースが胸につけているブローチ。あれは彼女の変わらない理想と、女性たちを照らす炎の小さな象徴なんだね。
『ビリーブ 未来への大逆転』
3月22日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ミミ・レダー
主題歌:KESHA「Here Comes The Change」(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
出演:フェリシティ・ジョーンズ アーミー・ハマー キャシー・ベイツ
配給:ギャガ
【ストーリー】 貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティ(アーミー・ハマー)の協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが―。
© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.