2017年放送の「犯罪症候群」以来のWOWOW×東海テレビの共同製作連続ドラマの第2弾で、新進気鋭の脚本家・高橋悠也によるオリジナルストーリーとなる、生き別れた双子を巡るサスペンス「WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ ミラー・ツインズ」の放送が決定し、「ミラー・ツインズ Season 1」が4月6日より東海テレビ・フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」にて、「ミラー・ツインズ Season 2」が6月8日よりWOWOW「連続ドラマW」にて放送開始となる。このほど、本作の主演を藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)が務めることが発表された。
本作は、誘拐事件を心に抱え続け刑事になった弟と、誘拐事件の被害者となり犯罪者として現れた兄の、生き別れた双子の運命を描くサスペンス。資産家の息子である葛城圭吾と勇吾は、双子の弟と兄。20年前、兄・勇吾が誘拐され行方不明となるが、死んだと思われた勇吾は生きていた。20年の時を経て、圭吾は刑事として、勇吾は犯罪者として再会を果たす。まったく違う人生を歩んできた二人の“存在意義”をかけた戦いが幕を開ける。
主演の藤ヶ谷太輔が演じるのは、圭吾と勇吾の双子の兄弟。本作で、刑事と犯罪者の一人二役に挑戦する。弟・圭吾は、20年前の誘拐事件の真相を暴くために刑事になった警視庁捜査一課刑事。生真面目で仕事が第一の何事にもストイックな男で、笑うことが苦手でコミュニケーション能力が低い。自分だけが幸せになることに抵抗を感じ、恋人の白石里美との仲もなかなか進展しないという役柄となっている。一方、20年前の誘拐事件の被害者で死んだと思われていた兄・勇吾は、破天荒な性格で、自分の人生を狂わせた全ての人間に復讐したいと考えているというキャラクター。ある殺害事件を起こし、その罪を圭吾に被せようとする。
完全オリジナルとなる本作の脚本は、「劇団UNIBIRD」を主宰し、「仮面ライダーエグゼイド」でメインライターを務めたほか、映画『曇天に笑う』、ドラマ「火の粉」を担当した気鋭の脚本家・高橋悠也が手掛ける。
キャスト&スタッフ コメント
■藤ヶ谷太輔(葛城圭吾役/葛城勇吾役)
今回、僕は一人二役で葛城圭吾、勇吾という双子の役を演じます。彼らは双子でありながら一方は警察官、一方は犯罪者と、数奇な運命に翻弄される兄と弟を描く心理サスペンスになっています。台本を読み、初のサスペンスドラマに挑戦するということもあり、(台詞の)言葉が難しいという印象を受けました。その一方、とても面白いストーリー展開にドキドキし、本の面白さをしっかり映像で伝えなくてはという気持ちにもなりました。オトナの土ドラ枠での主演というお話をいただいた時に、こういう大人の皆さんがご覧になるドラマに主演する年齢になったのかと感じました。この枠のメッセージ性もそうですが、オトナの土ドラの、『土曜の夜は眠らせない』というキャッチフレーズを見て、とてもいいなと思いました。僕も、「次が気になる!」、「次回はどうなるんだろう?」と期待感を持っていただけるような役作りを目指し、皆さんを眠らせない作品にできればと思います(笑)。自分の課題として、圭吾、勇吾を演じ分けるという部分が一番のキーになると感じています。監督と相談し、役柄にしっかり寄り添いながら、ひとつひとつの場面を考えて演じたいと思っています。2人の人格の部分も作品の面白さになるといいですね。監督、チームの皆さんと一緒に、作品を作りあげていきたいと思います。
■青木泰憲プロデューサー(WOWOW)
本作は幼少期の誘拐事件により生き別れ、全く異なる道を歩むことになった双子の壮絶な人生を描いた心理サスペンスです。刑事、犯罪者という立場で再会した圭吾/勇吾は、どんな気持ちなのかを考え制作にあたっています。対照的な双子を演じる藤ヶ谷さんは我々以上に苦悩する瞬間が訪れるかもしれません。そんな難役を引き受けていただけたことに感謝しています。光と影のような双子の一人二役を熱演する藤ヶ谷さんをぜひご堪能ください。
■市野直親プロデューサー(東海テレビ)
東海テレビの「熱さ」とWOWOWの「緻密さ」を併せ持つ刑事ドラマです。見どころは何といっても藤ヶ谷さんの一人二役。しかも双子の犯罪者と刑事。幼い時の誘拐事件を契機にその後の人生が全く変わった二人ですが、ときに相通じるものも感じ合います。復讐に燃える男と正義に燃える男。怒りややさしさはどこに向かうのか。様々な男女をもまき込んだ“黒藤ヶ谷”と“白藤ヶ谷”の衝突が生み出すドンデン返しの連続が土曜の夜を眠らせません。
「ミラー・ツインズ Season 1」
4月6日(土)~5月25日(土)、東海テレビ・フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」にて放送予定(全8話)
毎週土曜日よる11時40分~0時35分 放送
「ミラー・ツインズ Season 2」
6月8日(土)、WOWOW「連続ドラマW」にて放送予定(全4話)
毎週土曜日よる10時~放送
監督:村上正典 池澤辰也 守下敏行 野田健太
企画:小西真人(WOWOW) 横田誠(東海テレビ)
プロデューサー:青木泰憲(WOWOW) 市野直親(東海テレビ) 黒沢淳(テレパック)
脚本:高橋悠也
音楽:林ゆうき
出演:藤ヶ谷太輔
【ストーリー】 20年前―資産家の息子・葛城圭吾と勇吾は双子の弟と兄。真面目な圭吾とは反対に、勇吾は奔放な性格だった。その日、公園で遊んでいたときも、圭吾は時計を見て「もう帰ろう」と言った。だが、勇吾は聞かず「勝手にしろ」とひとり茂みの奥に向かう。勇吾を置き、ひとり家路を急ぐ圭吾。まさか勇吾が誘拐犯に拉致されるとは知る由もなかった―。あれから20年、圭吾(藤ヶ谷太輔)は警察官になっていた。兄の勇吾の誘拐事件は未解決のまま、勇吾の行方どころか生死さえ分かっていない。自分の手で真相を明らかにしようと圭吾は刑事になったのだった。そんな中、圭吾の父がテレビ番組で、20年前の事件の情報提供を呼びかける。有力な情報には私的に懸賞金を支払うと言う。その額、1億円。「たとえ時効が過ぎていたとしても私たち家族にとっては決して終わりではありません。私たち家族は諦めません。必ずどこかで勇吾が生きていると信じています」。圭吾もまた父と同じ気持ちだった。勇吾の遺体は見つかっていない。遺体がない以上、生きていると信じる。圭吾にとって唯一心を許せる恋人・里美との仲がなかなか進展しないのも、人生の全てを20年前の誘拐事件の真相解明に注いでいるからだった。そんな中、一件の殺人未遂事件が起こる。刺されたのは番組を見て、情報提供をしようとした男性だった。たまたま近くにいたことで第一発見者となった圭吾。現場に残されていた犯人の毛髪の鑑定によって驚くべき事実が浮かび上がる。「犯行現場に残されていた毛髪と葛城さんのDNAが一致しました」。圭吾と同じDNAを持つ人間は世界にただひとり。誘拐された兄・勇吾だけ―勇吾は生きている。そう確信する圭吾。だが、だとしたら何故、家に戻ってこないのか。そしてなぜ殺人未遂事件を起こしたのか―。その頃、葛城勇吾(藤ヶ谷太輔)は悠然と圭吾の写真を見つめていた。「ようやく、俺の復讐が始まる」。20年の時を経て、動き出す事件の真相。それぞれの信念、秘密、裏切り、謎が圭吾と勇吾の運命を交錯させていく―!
(C)高橋悠也・寺山マル/小学館