【速報】クエンティン・タランティーノ監督、最新次回作は連続殺人犯チャールズ・マンソンを描く!

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The Hollywood Reporter

クエンティン・タランティーノ監督の次回作は、カルト指導者チャールズ・マンソンとその信者ら“マンソン・ファミリー”による殺人事件を描く作品となるもよう。現在、有名スターに出演交渉中のようだ。The Hollywood Reporterが伝えている。

本作のタイトルは未定だが、クエンティン・タランティーノが監督と脚本を務め、『イングロリアス・バスターズ』(2009)や『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)に続き、ハーヴェイ・ワインスタインとボブ・ワインスタイン兄弟が製作に参加する。

タランティーノは本作の脚本を仕上げている途中で、『イングロリアス・バスターズ』に出演したブラッド・ピットのほか、ジェニファー・ローレンスに出演を交渉中のようだ。本作の撮影は2018年の夏を予定している。

ストーリーの詳細は明かされていないが、1960年代に女優として活躍したシャロン・テートが主要人物の一人として描かれる。テートは映画監督のロマン・ポランスキーの妻でもあったが、1969年に妊娠中にマンソンと彼の信者らによって殺害された。

マンソンは4人の信者らにテートの殺害を指示し、8月8日の夜、アメリカのロサンゼルスにある彼女の自宅を襲撃させ、当時妊娠8か月であったテートと彼女の家にいた4人を銃とナイフで殺害した。この犯行はマンソンが自身の曲を拒否した音楽プロデューサーの元自宅を襲ったもので人違いであった。1971年にマンソンと何人かの信者は死刑を宣告された(その後、死刑制度が撤廃され、終身刑となっている)。

マンソンとテートを描く作品がタランティーノの次回作だとすると、本作がタランティーノとしては事実に基づいた初めての作品となる。タランティーノは、自身が好む犯罪サスペンスや西部劇、ブラックスプロイテーション(アフリカ系アメリカ人を中心に展開される映画)といったジャンルを作品に取り込み、監督としてのキャリアを築きあげてきた。

タランティーノは、『ジャッキー・ブラウン』(1997)や『キル・ビル』シリーズ(2003、2004)、『デス・プルーフinグラインドハウス』(2007)で描かれているような、記憶に残る強い女性キャラクターを作りあげており、テートもそのような人物となるかもしれない。

関係者によると、ジェニファー・ローレンスはテート役ではないようだが、キャストはまもなく決定されるだろう。