香取慎吾、七夕の願い事は「白石組にもう一度入ること!」『凪待ち』感謝御礼舞台挨拶 レポート

香取慎吾と白石和彌監督が初タッグを組み、人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生を描く映画『凪待ち』が、6月28日より公開中。このほど、7月6日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて感謝御礼舞台挨拶が行われ、キャストの香取慎吾、音尾琢真、白石和彌監督が登壇した。

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全国78館で生中継されスタートした本イベント。主演の香取は「1年前に撮影していました映画『凪待ち』が公開されて、会えた方と映画の話をするのが最近の日課です」と公開後に多くの人々から反応があると言い、「映画館に足を運んでくれる方がいっぱいいてくれて、本当に幸せを感じています」と挨拶した。音尾は「香取さんとステージの上で、デニムを着て横に並ばせてもらうと、つよぽん(草彅剛)にでもなったような、そんな幸せな気持ちでいます。監督も稲垣(吾郎)さんになったような気持ちを味わっているのではないかと(笑)」と挨拶し、客席を沸かせていた。

今回は七夕キャンペーンとして、Twitterにてファンから募集した質問に、登壇者3名がタブレットを見ながら答える生中継質問コーナーを実施。『凪待ち』を色で例えると何色?という質問には、音尾が「ピンクです!」と言うと、客席からどよめきが。白石監督は「黄土色」、香取は「濃いブルー」と答え、会場からは納得の声が上がっていた。

お互いにかわいいと思ったところは?という質問には、香取が「音尾さんがクランクアップの時に一緒に写真を撮りたい空気だった」と撮影時を振り返り、「『写真いいですか?』って言うまでの間がかわいいです(笑)」と撮影後も音尾が声を掛けてくれるまで現場で待っていたと明かした。白石監督に対しては「『孤狼の血』や『凶悪』の監督だと思って会うのが怖かったんだけど、会ってみたら『あ、かわいい!』」と思ったと告白していた。

また、美波(恒松祐里)の祖父・勝美(吉田健)に泣かされたというファンからは、30年後はどんな人物になっていたいか?という質問も。音尾は「髪を伸ばしていたい」とのことで、「この人(白石監督)が僕をパンチパーマにしたので、復帰するときに坊主にしたら、それで仕事に繋がっていった」と、ここ数年間は坊主である理由も明かした。香取は「体のこと、ダイエットのことを気にしていない生活をしていたい。40年近くずっと気にして生きているから」とコメント。「解放されたい?」と白石監督が問うと、香取は「昔はダイエットとか気にしてたなぁって言いたいですね(笑)」と答えていた。

さらに、七夕にちなんで、願い事を問われる場面も。香取は「白石組にもう一度入ること」と答え、「絶対やりたいです!っていっぱい言ったんですけど、監督が本当に香取慎吾が必要だという役があったときでいいので、ぜひ白石組にもう一度参加できたら」と白石監督との再タッグを希望した。

そして、これまで22回の舞台挨拶と会見を実施し、今回の78箇所での同時中継を含めると、本イベントが100回目のイベント実施となることも発表された。白石監督が「僕一人でもティーチインとかをお願いしてやりたい」と今後もイベントを計画していることを明かすと、香取も「僕も行きたい!」とやる気をアピールしていた。

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『凪待ち』
6月28日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中
監督:白石和彌
脚本:加藤正人
出演:香取慎吾 恒松祐里 西田尚美 吉澤健 音尾琢真 リリー・フランキー
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 毎日をふらふらと無為に過ごしていた郁男(香取慎吾)は、恋人の亜弓(西田尚美)とその娘・美波(恒松祐里)と共に彼女の故郷、石巻で再出発しようとする。少しずつ平穏を取り戻しつつあるかのように見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きる。ある夜、亜弓から激しく罵られた郁男は、亜弓を車から下ろしてしまう。そのあと、亜弓は何者かに殺害される。恋人を殺された挙句、同僚からも疑われる郁男。次々と襲い掛かる絶望的な状況を変えるために、郁男はギャンブルに手をだしてしまう。

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