名実ともにトップを走り続ける俳優・山田孝之が、一切出演せずに裏方に徹し初の全面プロデュースに挑戦し、山田とは旧知の仲である俳優・阿部進之介が主演を務める映画『デイアンドナイト』が2019年1月26日より公開される。このほど、プロバスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」とコラボレーションしたポスターがお披露目となった。
完全オリジナル作品である本作が問いかけるテーマは、「人間の善と悪」。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出す。本作は、自殺した父の復讐へと駆られていく主人公・明石役の阿部進之介が、藤井直人監督へ企画を持ちかけたことから始まり、そこに山田孝之がプロデューサーとして加わった。山田は、ロケ地の交渉やロケハン、オーディション審査、スポンサーとの交渉、また映画、ドラマ、CMの撮影の合間を縫って、脚本開発会議を定期的に主催。脚本やキャスティングに関して積極的にスタッフと意見を交わしながら本作の製作へ挑んだ。アイデアを出し合いながら物語や台詞を決めていく、従来にはないスタイルで脚本開発を進めていった山田らは、4年もの年月をかけ脚本を完成させた。
「秋田ノーザンハピネッツ」は、秋田県初のプロスポーツチームであり、プロバスケットボールリーグB.LEAGUE1部(B1)に所属する。クラブの本拠地である秋田県秋田市が本作のロケ地としても使われていることから、今回「秋田をバスケで元気に」をモットーとする秋田ノーザンハピネッツとのコラボレーションが実現した。
12月12日にホームアリーナのCNAアリーナ☆あきたで行われるサンロッカーズ渋谷とのホームゲームより会場掲出されるコラボポスターは、本作のポスタービジュアルとリンクしたデザインとなっている。その端正な顔立ちからは想像もつかない激しいディフェンスと豪快なダンクでファンを魅了する白濱僚祐選手、クラブPRを担当する「ハピネッツガールズ」の花塚悠希、2018年3×3(3人制バスケ)日本代表にも選出され、チーム最年少ながら可能性無限大のルーキーとして期待される保岡龍斗選手、そして絶対的信頼を得るヘッドコーチ、ジョゼップ・クラロス・カナルスが登場し、映画ポスターが再現された。
さらに本コラボ企画では、本作で企画・主演を務めた阿部進之介のサイン入りポスターなどが当たる、ホームゲーム来場者向けのプレゼントキャンペーンや、ホームゲーム会場内での映画前売り券の特別販売も実施する。
『デイアンドナイト』
2019年1月26日(土) 全国公開
2019年1月19日(土) 秋田県先行公開
監督:藤井道人
企画・原案:阿部進之介
プロデューサー:山田孝之 伊藤主税 岩崎雅公
脚本:藤井道人 小寺和久 山田孝之
出演:阿部進之介 安藤政信 清原果耶 小西真奈美 佐津川愛美 深水元基 藤本涼 笠松将 池端レイナ 山中崇 淵上泰史 渡辺裕之 室井滋 田中哲司
配給:日活
【ストーリー】 父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく—。
©「デイアンドナイト」製作委員会