大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した、渡辺一史による書籍「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」の実写化となる、大泉洋主演、高畑充希、三浦春馬共演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が12月28日より公開される。このほど、ポルノグラフィティが本作のために書き下ろした主題歌「フラワー」の映画版PVがお披露目となった。
本作は、幼少期から難病にかかりながらも自らの夢や欲に素直に生きた鹿野靖明と、彼を支えたボランティアたちと家族の実話の物語。12歳の時、筋肉が徐々に衰える難病「筋ジストロフィー」を発症しながらも人生を駆け抜けた鹿野靖明を演じるのは、同じ北海道で生まれ育ったという共通点を持つ大泉洋。鹿野本人が愛用していたものとそっくりの度が強い分厚いメガネの下に、わざと視力を落とすためのコンタクトレンズを装着、さらに食事制限と走り込みで最大10キロの減量をして撮影に挑んだ。鹿野のボランティアとして参加し心を通わせていく女子大生・安堂美咲には高畑充希、美咲の恋人で医学生の田中久を三浦春馬が演じる。
主題歌「フラワー」は、ポルノグラフィティが本作のために書き下ろしたミドルバラード。花の持つ凛とした強さ、そして美しさが綴られている歌詞の世界は、主人公の鹿野とリンクする部分も多く、物語に彩りを加えている。12月14日よりダウンロード配信が開始される。
映画版PVは計2分30秒の映画予告ロングバージョンとなっており、先日公開された主題歌入り予告ではサビしか聴くことのできなかった同曲をいち早く聞くことが出来る。
併せて、本作は877(バナナ)人の「宣伝ボランティアスタッフ」と、バナナを愛する「サポーター店」を募集中である。スタッフに認定された方は宣伝ボランティアスタッフとして宣伝活動に協力し、サポーター店に認定された店には本作のポスター・チラシに加え、公認特製ステッカーが送られ、本作公式SNSにて紹介される。
※「宣伝ボランティア&サポーター店募集かよ!」キャンペーンページ:http://bananakayo.jp/volunteer/
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
12月28日(金)全国ロードショー
監督:前田哲
原作:渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(文春文庫刊)
脚本:橋本裕志
主題歌:「フラワー」ポルノグラフィティ(SMEレコーズ)
出演:大泉洋 高畑充希 三浦春馬 萩原聖人 渡辺真起子 宇野祥平 韓英恵 竜雷太 綾戸智恵 佐藤浩市 原田美枝子
配給:松竹
【ストーリー】 札幌で暮らす鹿野靖明(大泉洋)は幼少から難病の筋ジストロフィーを患い、車いす生活。体で動かせるのは首と手だけで、介助なしでは生きられないのに病院を飛び出し、ボランティアたちと自立生活を送っていた。夜中に突然「バナナ食べたい」と言い出すワガママな彼に、医大生ボランティアの田中(三浦春馬)は振り回される日々。しかも恋人の美咲(高畑充希)に一目ぼれした鹿野から、代わりに愛の告白まで頼まれる始末!最初は面食らう美咲だが、鹿野やボランティアたちと共に時間を過ごす内に、自分に素直になること、夢を追うことの大切さを知っていく。そんなある日、鹿野が突然倒れ、命の危機を迎えてしまう…。
©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会