大泉洋 × 高畑充希 × 三浦春馬『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』場面写真

大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した、渡辺一史による書籍「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」の実写化となる、大泉洋主演、高畑充希、三浦春馬共演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が12月28日より公開となる。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。

本作は、幼少期から難病にかかりながらも自らの夢や欲に素直に生きた鹿野靖明と、彼を支えたボランティアたちと家族の実話の物語。12歳の時、筋肉が徐々に衰える難病「筋ジストロフィー」を発症しながらも人生を駆け抜けた鹿野靖明を演じるのは、同じ北海道で生まれ育ったという共通点を持つ大泉洋。鹿野のボランティアとして参加し、心を通わせていく女子大生・安堂美咲を演じるのは高畑充希。美咲の恋人で、医学生の田中久を三浦春馬が演じる。

場面写真には、出会った当初はわがままな鹿野(大泉洋)に反発していたが笑みを浮かべ受け入れる美咲(高畑充希)、美咲と付き合っているのに、鹿野から美咲へのラブレター代筆を頼まれ固まっている田中(三浦春馬)の姿などが収められている。

大泉は、鹿野本人が愛用していたものとそっくりの度が強い分厚いメガネの下に、わざと視力を落とすためのコンタクトレンズを装着、さらにロケ中にも欠かさなかった食事制限と走り込みで最大10キロの減量をして撮影に挑んだ。大泉の渾身の役づくりは、撮影を見学にきた、かつての鹿野の親友に「鹿野がいると思った」と言わしめたほど。大泉は、「『障がいがあるから』と遠慮することなく、一人で生活して、仕事もして、喧嘩もして、恋もして、どこまでも対等に人と向き合い続けた鹿野さんの人生に強烈に惹かれました」と語っている。

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
12月28日(金)全国ロードショー
監督:前田哲
原作:渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(文春文庫刊)
脚本:橋本裕志
出演:大泉洋 高畑充希 三浦春馬 萩原聖人 渡辺真起子 宇野祥平 韓英恵 竜雷太 綾戸智恵 佐藤浩市 原田美枝子
配給:松竹

【ストーリー】 北海道の医学生・田中(三浦春馬)はボランティアとして、体が不自由な鹿野(大泉洋)と知り合う。病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在だった。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に惚れ、彼女へのラブレターの代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていて…。奇妙な三角関係は、鹿野の主治医やベテランボランティアたちを巻き込んで大変な騒動に!しかし鹿野の病状は徐々に悪化、体はますます自由が利かなくなっていく。そんな鹿野には、生きているうちにどうしても叶えたい夢があった―。

(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会